中途半端に情報を取っていたから路頭に迷った

対談

 

前川:今日は「成功されてる方の裏側を調べろ!」みたいな感じで対談動画を送っていきたいと思うんですけど、まず自己紹介お願いしてもよろしいでしょうか?

 

坂口:愛知県で整体院をしてる坂口承優です。お願いします。

 

前川:よろしくお願いします。坂口先生のいろいろやってきた施策、すごい施策がたくさんあると思うんですけど、その辺をちょっと聞き出していきたいなと思うんですけど。

 

なぜ結果が出ていなかったのか?

前川:まず、結果が出なかったときって、何で結果が出てなかったのかっていう部分を教えてもらってもいいですか?

やっぱ出てない人って、なぜ出てないのかが分からないと思うんで、「私はこうだから出てなかったんだよ」っていう部分をちょっと教えてもらえたらと思うんですけど。

 

坂口:何をしていいかが、分からなかったのが一番の理由かなと思ってます。

 

前川:っていうと、「新規集客、リピートに関しても、どういったことしていいか分からない」みたいな感じですか?

 

坂口:そうですね。整形外科で、リハビリのところで、勉強してすぐに開業したもんですから、先輩たちもうまくいってたので、「開業したら、いわゆる健康保険で何とか、勝手に来るんだろう」っていうぐらいの感覚ですね。

なので、オープニングで何かをするとかっていうのも特にはなかったとかっていうことですね。

何も考えずに始めていたのがスタートなんで。

 

前川:したら、そういう状況でスタートして、「ちょっとおかしいぞ」みたいな時期がくるわけじゃないですか。

 

坂口:そうですね。そこでいわゆる「流れに乗って自費移行だ!」っていうふうにやるんですけど、結局また、中途半端なので、全部(笑)。

「それはうまくいくわけないですよね」っていう感じですね。

 

 

前川:なるほどですね。じゃあ、自費移行のときに一応「チラシした方がいいんだな」とか「ホームページ必要なんだな」みたいなんは情報知識として入ってくるわけじゃないですか。

 

坂口:そうですね。検索して、メルマガ見てとかっていうふうにやってるんですけど、やっぱり、なかなかそううまくはいかないですよね。

 

前川:なるほどですね。じゃあ、そうやって、やることはうっすら分かるけども具体的には分からないまんまみたいな感じですか?

 

坂口:そうですね。例えば「チラシがいい」と。「じゃあチラシは何がいいんだ?」とかっていうのとかが分からない。

「インターネットがいいぞ」と。「インターネットで何すればいいのかっていうのが分からない」みたいな感じからスタートなので。

 

前川:坂口先生は、闇の時代っていうか、つらかった時代っていうのは長いんですか?

 

坂口:開業して、今、丸6年ぐらいになるんですけど、多分最初の4年ぐらいは本当に「よくやってたな」っていうような感じだと思います(笑)。

 

前川:そうなんですね。じゃあ半分以上がつらい時代ってことですよね。

 

坂口:そうですね。結局それが分からないのでいろんな勉強もしたんですけど、やっぱりなかなか身に付かずにっていうのもあったので。

 

これは強みだな、と思う部分

前川:今、坂口先生、順調に経営をされていると思うんですけども、集客もあってリピートもあって、いろんな要素があって治療院経営って成り立ってると思うんですけど、先生自身が「俺、これは強みやな」っていう部分って、どこが強みですか?

 

坂口:うちはもう本当に既存客で持っているというか。

なので、リピートじゃないかなとは思っています。

 

前川:なるほどですね。そのリピートを強めるというか信頼を勝ち取るために、坂口先生、どんなことされてきたんですか?

 

坂口:もうとにかく徹底的に分離化するというか。

電話をかけて帰るまでっていうのを、とにかく分解して考えていって、何がうまくいって何がうまくいってなかったかっていうのを、録音なんかもしてって、どんどんそういうふうに、結局、良かったものを積み重ねていってブラッシュアップしていったっていう感じですね。

いまだにそれを、うまくいってる先生の動画を買ったりとかも、ずーっとそれ続けてる感じです。

 

前川:そういうふうなことしていく中で、でも、やっぱり自分の中ではベストだと思ってやってるわけじゃないですか。

 

坂口:一応常にベストだとは思ってます。

 

前川:その中で「ここ、もっとこうした方がええな」というのは見つかるんですか?

 

坂口:見つかります。「この人はうち来てもらったら、多分何とかなる」というか「必ず良くなるだろうな」って思ってる人が、うまく伝わらなくてダメだったときなんかは、今までと同じパターンしててもダメだったわけなので、「それは何が原因だったのかな」っていうのを、ちょっと思い出しながら、即、その日のうちに考えて。

「この辺だったのかな」「あの辺だったのかな」と、まあ、これはもう本人に聞かないと分かんない部分もあるんで、「多分こうだろうな」っていう予想なんかをしながらやったりはしますね。

 

前川:そのときに、「こうじゃないのかな」とか当たりを付けていくわけじゃないですか。

 

坂口:そうですね。

 

前川:そのときっていうのは、どういう考え方で修正をかけていくというか。

自分の中でベストと思ってやってるわけじゃないですか。

 

坂口:そうですね、常に。

 

前川:だから、修正のしようが、ほとんどの人がないと思うんですけど、どういう視点で事実を見つめて修正をかけていってるのかっていう部分をちょっと聞きたいんですけど。

 

坂口:マニュアル化し続けてしまうと、やっぱりそういうふうに、言葉はちょっと良くないかもしれないですけど取りこぼしみたいなのが起こってくるわけなので、やっぱ個人に合わせたものを、もっとつくっていきたいなとは思ってますね。

なので、その患者さんの望んでいるものを自分で分かってもらうように、もっと明確化していって、それに対する提案をもっともっとできるようにしていきたいっていうのがあるので、逆に言うと完成はないんですよね。

 

前川:じゃあ、相手が何を求めてるのかとか、今相手がどういう気持ちなのかとか、そういったのを常に考えながらやっているって感じですか?

 

坂口:そうですね。今は特にその辺を意識してやりたいなとは思ってます。

 

前川:それって、聞いてると「それはそうやろな」って思う部分もあるんですけど、実際それをパッとやろうとして、すぐできるもんですか?

 

坂口:それができるようにずーっとブラッシュアップしてるっていう感じですね。

 

前川:なるほどですね。

 

坂口:これはもう積み重ねていったものでしかできない部分もあるとは思うので。

もちろんある程度のマニュアルじゃないですけど、こういったフローみたいなやつはあるんですけど、でも、どうしてもそれが通じない人っていうのももちろんいるので。

でも、逆にそういう人が来てくれるから、また発展していくじゃないですけど。

 

前川:なるほど。

 

坂口:「こういう人はこう」みたいなものとかが、どんどん結局自分の中でデータとか経験で積み重なってくるので、リピートとしては良くなってくるのかなとは思います。

 

リピートで困っている人は何から手をつけたらいい?

前川:やっぱり治療家さんって結構リピートで困ってる人が多いと思うんですよ。

そういった人って一体何から手を付けていったらいいと思いますか?坂口先生から見て。

 

坂口:1回自分の問診を自分で聞いてみるのが一番いいんじゃないかなと思います、音声を

 

前川:聞いてみるとどういった気付きがあったりするんですか。

もしくは、「こういったところを注目して自分の音声聞いてみたら?」っていうヒントをいただけたらと思うんですけど。

 

坂口:やっぱり歯切れが悪いとか自信がない部分とか、あとは言葉の端々ですね。

「向こうが、多分こういうときにうなずいてほしいだろうな」っていう部分で、こっちがしゃべっちゃったりとか。

いわゆるあうんの呼吸みたいなやつがちゃんと合ったときって、何となくお互いに盛り上がっていくみたいな感じがあるんですけど、どっちかが一方通行になってる時間っていうのがやっぱり良くないのかなって思ってます。

 

前川:なるほどですね。

 

坂口:もちろん人のタイプはあると思いますよ。話したい人もいるかもしれないし、こっちが話してあげた方がいい人もいるとは思うんですけど、でも、何かうまくそれがかみ合っていくといいのかなとは思ってます。

 

前川:でも、そうやって場数をこなしていくと、「この人はこういうパターンだな」みたいのも何となく分かってくるものですか?

 

坂口:それはあると思います、もちろん。

 

前川:なるほどですね。

 

坂口:特に1人治療院でやってる先生はそこを徹底的にやれるといいのかなと思ってますね。

やっぱり……。

 

前川:逆にそうしていかないと、スタッフさん多いところとかぶってきますもんね。

 

坂口:そうですね。なので、マニュアルの型どおりにやっていたら、結局、今スタッフさんを抱えてる人たちのとこ、ものすごくレベルが高いので、こちらが進化を止めていたら、多分全く変わらないものになってしまうと思うので。

 

前川:なるほどですね。生き抜いていくためにも、そこの、相手の問題を引き出すとか、そういった部分は重要ってことですよね。

 

坂口:はい。と思います。

 

どういった変化が起こってきた?

前川:分かりました。もちろん集客も伸びて、リピートも伸びてだと思うんですけども、そういったことをされて、どういった変化が起こってきました?

 

坂口:心は安定してくるというか、1日の売上とか月の売上にめちゃくちゃ一喜一憂はしなくなるというか。

 

前川:何でそれはそうならなくなったんですかね?

 

坂口:平均でいろいろ考えれるようになってきました。

なので、特に日本の場合って四季があるので、何となく3ヶ月って僕らの感覚であるんですけど、3ヶ月平均で幾らとか。

大体落とす時期って必ずあるじゃないですか。

なので、その落とす時期に向けて前月何を考えるかとか。

その落としてる間に、要は暇な時間ができるわけなので、暇な時間に「翌月、またその翌月、次のシーズンに向けて何するか」っていうのを、トータルの1年のフローで考えれるようになったっていうのが、多分でっかいですね。

 

前川:なかなか、そういう考え方をしてる治療家さんってきっと少ないですよね。

 

坂口:どうなんですかね(笑)。

 

前川:あんまりそういう視点を聞いたことがなかったので。

 

坂口:大体落ちる時期って多分みんな分かってると思うんですよ。
逆に言うと、時間があるときしかできないことって多分必ずあるので。

 

前川:なるほどですね。

 

坂口:その時期に悲嘆するぐらいだったら次のこと考えて、そうしたら平均値でそろってくるっていうのがあると。

あとは、もう単純に、平日とかにたまに予定があったら休みが取れるようになる(笑)。

 

前川:なるほどですね。でも、それ、最高ですよね。

 

坂口:とは、僕は思います。

 

前川:多分そしたら、そうやって、やっぱちょっと余裕ができたから、何か新しい、今、取り組みとかもされてると思うんですけど、地域に対しての取り組みとか。

 

坂口:はい。

 

前川:やっぱ余裕ができたからそういったこともできてるっていうの、ありますか?

 

坂口:もちろん時間がないとできないので、次のプランニングというか、事業展開とかその辺っていうのは。

結局、今まだ1人でやっているんで、「時間がないと、とにかく何もできない」っていうのがあるので、やっぱその辺はでかいですね。

 

前川:なるほどですね。リピート率って、目安として「これぐらいあったら経営安定するよ」みたいなんって坂口先生の中でありますか?

 

坂口:2回目リピートに関して言うと、やっぱり9割以上は欲しいかなと。

 

前川:すげえ。大体坂口さんはそれぐらいある感じですか?

 

坂口:今は大体あるんですけど、最近は新規集客がちょっと増えた分があって、逆にちょっと減ってしまう分があるので。

 

前川:なるほど、なるほど。

 

坂口:「自分の、今、広告のメッセージの部分がちょっと悪いのかな」っていう部分があるので、またそれで訂正できるのかなっていうのがあります。

 

前川:なるほどですね。

 

坂口:今だと8割ぐらいなんで、低いんじゃないですかね。

 

前川:きっと動画見てる人は「8割でもすごい!」ってなってると思いますけど。

 

坂口:たまたまちょっと、そういう先生の話ばっかり聞いてるので(笑)。

 

前川:なるほどですね。2回目はそれで、「大体5回目、6回目とかってどれぐらい残ってたらいいよ」ってありますか?「これは目安にしときよ」みたいな。

 

坂口:僕は6割あればいいと思ってるんですけど、どうなんですかね。

 

前川:いやいや、もうそこは坂口さんの基準で。
6割あれば売上は立っていくって感じですかね。

 

坂口:そうですね。そこそこの売上は立つかなとは思いますけど。

 

前川:実際リピートはそうなっていって、売上って大体どれぐらいまで、坂口さん、伸びられたんですか?

 

坂口:売上は一番いいときで200ぐらいはいったことあるんですけど。

 

前川:でも、200いって、次、100万以下とか、そんな波ってあるんですか。

 

坂口:そこまでは、それはないですね。

 

前川:やっぱりもう、さっきのシーズンで考えると、150前後が安定するみたいな感じですか。

 

坂口:そうです。大体100から150ぐらいで安定させるっていうぐらいの感じでやってますね。
それの基準をもうちょっとどんどん上げていかないといけないかなとは思ってます。

 

前川:なるほどですね。

 

坂口:年トータルって感じですかね。年のトータルで幾らみたいなやつが、やっぱ一番理想なのかなとは個人的には思ってますね。

 

前川:なるほどですね。そうやって考え方変わっただけでも、やっぱり全然メンタルの波が違いますもんね。

 

坂口:全然違います。

 

最後にエールを

前川:分かりました。

最後に、「経営がもう不安定で、どうしていいか分からない」っていう人がいると思うんですね。
そういった方たちに向けて何かエールを一言いただけたらと思います。

 

坂口:とにかく明確化してもらうのが一番いいと思います。

 

前川:やるべきことを?

 

坂口:やるべきことを明確化するってことです。

例えば即売上を上げようと思ったら、よく前川先生言ってますけど、「すぐ来る集客」っていいますか、徹底的にそれを明確化してやってもらえばいいのかなと思ってます。

そうしたら、ある程度は必ず誰でも立つはずなので。少なくとも僕は立ちました。

メソッドの仲間の先生たちも、ほぼ多分それで、追われてる先生というかはいっぱいいたはずです。
そういう人たちをいっぱい見てるので、「もうまずはそこだけ集中していったらいいんじゃないですか?」とは思います。

 

前川:なるほどね。じゃあ、もう明確になったら、言ったらもう「誰でもできまっせ」って感じですか?

 

坂口:そりゃそうですよね。やれば上がるって分かってるわけなんで、「だったら、それやったらいいんじゃないですか?」とは思いますけど。

 

前川:なるほどですね。きっと困ってるときって、それがまた分からないと思うので、すごい今励みになったんじゃないのかなと思います。

 

坂口:なので、明確化したかったら、いいところもありますので。

 

前川:そうですよね。その覚悟が決まればですね。

 

坂口:そうですね(笑)。

 

前川:ありがとうございます。今日は坂口メソッドを無理やり公開していただいたんですけども、本当に僕自身もすごい勉強になりました。

 

坂口:ありがとうございます。

 

前川:そんな感じで、今日は終わっていきたいなと思います。

では、坂口さん、ありがとうございました。

 

坂口:ありがとうございます。

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