【差別化】治療院のポジショニング・ブランディング戦略【治療院 整骨院 経営】

マインドセット

森田:今回は、「結局、治療院の差別化って何すればいいの?」っていうふうなところで。
何か「差別化」って言われたら、よく飛び交う言葉じゃないですか。

「差別化(USP)」「競合優位性」みたいなんて言われると思うんですけど、何かその点において前川先生が考える部分。
「差別化って、そもそも考えんでいい」とか、「こう考えるんやで」みたいなところを、ちょっと脳みその奥底をつついていこうと。

 

 

自分のポジションどこかな?

前川:じゃあ、本音でしゃべりましょうか。

僕、正直そんな賢くないんで、そういう「差別化」とか意味が分かんないんですね。

 

森田:いい入りですね。

 

前川:分からんのよ。多分、動画見てる人も言葉は聞いたことあるけど、「じゃあ、どういうことやねん」だと思うんですよ。

どういうことかを調べるためにいろんな動画を見あさって、それらしいことを言われてる人を見て「ああ、なるほど。そうなんか。じゃあ、自分どうすんの?」みたいな。

分からんくない? 結局。

 

森田:分かんないっす。

 

前川:何かこんな表あって、「こことここには何々のお店があるから、この逆を張ったら、ここは誰もいないから、ここをやれば差別化できるよ」みたいなのとかって、よく言うじゃないですか。

分からん、そんなん。もう分かんないんっすよ。

僕の中でもうこれしか意識してなくて、「自分のポジションどこかな?」って。
よく「ポジショニング」とか言われるじゃないですか?

 

森田:うん、言われますね。

 

前川:自分のポジションどこ?
どこで、自分ポジション張ろうかな? みたいな。

それを、ブランド。「認めてもらおう。どうしたら認めてもらえるかな?」しか俺は考えてないんすね。

 

森田:ええー、ちょっと待てよ。

これは面白そうだな。

 

前川:どういうことかというと、大体、森田さんやったことあるかな?

これから、ちょっと一緒に串揚げ屋さんに行きますけども、このまま行ったら早いんで、どっかでお茶飲みたいなと思うんですけど、どこ行きます? お茶飲むってなったら。

 

森田:僕はタリーズがいいですね。

 

前川:タリーズがいいですか。
ほか行くとしたら? タリーズ、もういっぱいで座れませんでした。

 

森田:コメダ。

 

前川:コメダ。

 

森田:サンマルク。

 

前川:サンマルク。

 

森田:その次ぐらいに、スタバかな、俺は。

 

前川:スタバ、ほかは?

 

森田:ほか? えっ?

これぐらいじゃないかな。

 

前川:みたいな感じになってくるわけですよね。

 

森田:はい。

 

前川:4つぐらい出てくるじゃないですか。

 

森田:ええ。

 

前川:じゃあ、それぞれの何か良さってあると思うんです。

全部お茶飲む所じゃないですか。

 

森田:あります、あります。

 

前川:スタバは何かおしゃれみたいな、空間がいいみたいな感じですか?

 

森田:ガキが多いみたいなイメージがあって。

 

前川:スタバですか?

 

森田:うるさいみたいなイメージがあります。

 

前川:タリーズはどういうイメージなんですか?

 

森田:タリーズは普通に、僕コーヒーが一番うまい。

 

前川:ああ、うまい。それ、そういうのポジションじゃないですか?

 

森田:静かに、何か静かな感じがします。

 

前川:するんすね。それはポジション。
その人たちは打ち出してるのか分かんないすけど、森田さんそれを認めてるわけですね、認めてるというか。

 

森田:ああ、なるほど。

 

前川:僕、ここだと思うんすよ。

だから、「自分はどこを取りたいのか?」ですね。

 

森田:そっか。それ何か牛丼でも、今言えるなって思って。

 

前川:はいはい、ほんまっすね。

 

森田:何かすき家は多分ファミリー層ですよね。

松屋はカレーとかも入ってるイメージ。

 

前川:松屋、あんまりイメージないっすね、俺。

 

森田:吉野家何やろう?

 

前川:吉野家は、牛丼って言ったら吉野家みたいな感じっすけどね、何か。

 

森田:確かに、確かに。「牛丼と言えば」ですよね。

 

前川:それから、「高い」「安い」とか、「きれい」とか。

ほか何があるかな?

 

森田:居心地みたいな、何て言うんでしょう?

 

前川:「空間がいい」。

 

森田:空間か。

 

前川:「安心感」とか、いろいろあるわけじゃないですか。

「自分自身がどれを売りにしたいか?」ですよ。

 

森田:なるほど。

 

 

地域に認められるためには?

前川:治療家やったら、「治る」「治らない」とかあると思うんすけど、これみんなやってるじゃないですか。

 

森田:そうか。これを、「あれもこれもしたらあかん」みたいな感じってことですよね?

 

前川:そうです、そうです、そうです。

 

森田:何を大々的に打ち出すところか。

 

前川:そう。どれを打ち出すのか。

僕がやったのは、「地域で一番高い」なんすよ。
「『地域で一番高い』って言うから治る」って言っても、ほかとの違いになるんすよね。

 

森田:なるほど、なるほど、なるほど。

 

前川:ほかと同じ値段で治るって言っても、「いや、いっぱいおるで」みたいな。
じゃなくて、僕は「地域で一番高い。だから治る」っていう、このポジションを僕は狙ったんすよね。

だから、「高くて治りますよ」「高くて質のいい治療ありますよ、ここに」みたいな。
だから、僕はここをとがらせたんすよ。

だから、「空間、汚いですよ」みたいな。「それを求めてる人だったら、きれいなところ行ってください。うちは高くて治るんです」っていうポジションを僕は取りたくて、これをずっとずっと広告で発信し続けたんですね。

 

森田:ほい、ほい、はい。

 

前川:これは僕の中で差別化だと思ってます。

でも、自分が言ってるだけだったら意味がないんですよ。
それをブランドとして、これは僕たちのビジネスだったら、「地域に認められること」ですね。
なったらもういいんですよ。

こうなったら勝ちじゃないですか。

「腰痛いん? あんた、あそこ高いけど。あそこ治るらしいで」って、もう言われるようになったら勝ちですよ。
もうそれはブランドとして認められてるじゃないですか。

タクシーの運転手さんとかに、「ゆずさんって知ってますか?」「ああ、知ってる知ってる。あそこよう乗せるで。あそこ腰痛で有名やんな」。

地域に認められてるわけじゃないですか。

 

森田:はい。

 

前川:っていうのをつくっていく。
これが、僕は差別化だと思ってます。

 

森田:なるほど。だから、どう人間の脳みそに認知してもらうかってことですよね。

 

前川:そうです。それがすべてですね、本当。

 

森田:確かに、何か飯屋とかでも、「あそこはコスパがいい」と言われるのか、「あそこは高くてうまい」と……。

それ何ですか?

 

前川:顔なんですけど、頭。人の頭なんですけど。

この中に、もう「前川、前川、前川、前川」にしたいんっすよ。

 

森田:脳内メーカーみたいな。

 

前川:そうそうそう。

今、動画見てくれてる人も、「経営で困ったら前川」「集客と言えば前川」「マーケティングと言えば前川」っていうふうにしていきたいわけですよ。

全国、全員の頭の中に自分が入り込む必要はないんですよ。
自分が狙ってる人の頭の中に自分が入り込めたらいいんですね。
もちろん洗脳、独占できたらいいですよ。

この頭の中のトップ3に入れたら、選択肢に選ばれてるわけですよ。

 

森田:なるほど。

 

前川:今やったら、タリーズ、サンマルク、スタバ。
スタバは4番、5番でしたけど。

ここに入れば可能性があるんすよ。でも、ここに選ばれなかったら、もう可能性ないんすよ。

 

 

「治る」のは当たり前

森田:それでか。何か、昨日か、おとついに整体院のチラシが入っててバアッと見たんですけど、「何かよくあるなあ」っていうふうに思ったのって、多分何も押してない。

何かを押さずに、何かをめちゃくちゃ押すっていうのがないから、「よくあるような、2,000円の後に7,000円の整体院か、で?」みたいな。

 

前川:ね、大体みんなそうでしょう?

で、大体みんなここ押すじゃないですか、治療家って。

 

森田:はい。

 

前川:「治るよ」って。「分かってんねん、そんなん」みたいな。

美容室で「髪切るよ」って言ってるようなもんなんで。

 

森田:治療は治るからよね。

 

前川:これと何か、「最高の空間で治しませんか?」とかにしたらいいんじゃないですか?

 

森田:なるほど。

そうか、そうか。どうだから治る、こうだから治る。

 

前川:「スイートルームのような空間で、安心して治療を受けませんか?」とかもいいと思いますし、これ面白いと思いますよ。
「おまえ、スイートルームみたいな治療院あるで」みたいな。

なりやすいでしょう?

 

森田:確かに、そうしたら「高いから治る」、例えば「空間がいいから治る」っていうのは、「じゃあ、自分の周りの治療院は、例えばどんな値段でやってるんだろう?」「どんな空間でやってるんだろう?」っていうふうな所を見れば、結局それを上回ればいいだけだよねって話ですよね。

 

前川:そうです、そうです。全然いいですよ。
何でみんな白衣着てやんのかな? って思いますもんね。

スーツでバシッて決めてやったら、男前な先生おったら、スーツやったらめっちゃいいと思いますよ。

 

森田:はい。

 

前川:それをどう言うか分かんないすけど、周りからは「あそこの先生めっちゃ男前やから、絶対いったほうがええで」とか、全然いいじゃないですか。

 

森田:確かに。

 

前川:だって、ありません? 飲食店でも。
「あそこの女の子めっちゃかわいいから、あそこ行こうよ」みたいな。

 

森田:あります、あります。

 

前川:それ多分、狙って店員さん入れてる人いますよ。
もう、それ差別化ですよ、ポジション。
かわいい子ばっかおるところって。

 

森田:なるほど。

 

前川:あと、難しく考えるから分かんないと思うんすよ。
僕バカだからこれですよ。なので、究極これなんですね。

「何々と言えば、○○だよね」って言われたら勝ちなんすよ。

だから、「1人治療院で、経営と言えば前川だよね」とか、「月に100万達成するんだったら前川だよね」って言われるように、僕はずっと仕向け続けてるわけじゃないっすか。

だから、「1人で経営していくんだったら、誰がいいかな?」ってなったときの選択肢の3番とかに入るように僕は頑張ってるわけですよ。

 

森田:確かに、確かに。前川先生、別に何かほんまに何ていうんでしょう。
グループ院のイメージなんか何もないし、何か「スタッフ雇用」みたいなイメージもないし。

 

前川:ないでしょう?

 

森田:はい。

 

前川:そういうことですよ。これはつくってるんですよ。

もしかしたら、グループ院さんとか僕に依頼くれたら、めちゃくちゃはやらせることができるかもしれないですけどね。

 

森田:何かのアピールですか?

 

森田:なるほど、なるほど、分かりました。
ありがとうございます。

 

前川:どうかな? イメージできたかな、これ?

 

森田:はい。もう最後の赤文字の「何々と言えば何々」「何々と言えば自分」っていうふうなところをどうつくるか、ですよね。

 

前川:そうです。「地域で最も高いけど、治る治療院さんと言えばゆずさんだよね」、もう勝ちじゃないですか。
ぜひそれを考えてもらえたらと思います。

 

森田:はい、分かりました。

今回は以上です。ありがとうございました。

 

前川:はい。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP