森田:今回の動画は、「治療家はどこを見ているか」というか、前回の動画の一番最後の続きの部分をやっていければと思います。
前川:続きですね、いいですね。
目安としては、「2回目80%、6回目50%を達成するための」っていうテーマで話をしてるんですけども、さっき言った治療家さんのどこを見ます? 最初来た時に。
長井:治療家さんを見た時に……。
森田:これはあれですね。「リピートに向けて」ということですもんね。
前川:リピートです、そうです、そうです。
まずは髪型を見る
長井:もちろん、まず2回目があるかどうかですもんね。
でも、やっぱりここ(首)から上は絶対見ますよね。当たり前ですけど。
まず、ほんと「髪の毛、毎月切れ!」とは思う。
前川:なるほど。髪型。
長井:何か気を遣わない人も多いじゃないですか。
前川:はいはい。気遣うって、どうなったら気を遣ってると見られるんですか?
長井:明らかね、伸ばしてると伸びてるは違うっていうのは、女性は分かります。
伸ばしてると伸びてる。
前川:深いな。分からへんな。
長井:「この人は伸ばしてるんだな」っていうのと、「この人はただ切ってなくて伸びてるな」。
要は、男の人は絶対ここがボサッとしてくると、切ってないんですよ。
あれがすごい気持ち悪いというか、何となくあれが良くないなとは思ってるのと。
森田:不清潔に見えますもんね。
長井:そうそう、不清潔に見える。
前川:何かもう伸びてる。
長井:伸ばしてると伸びてるは、女性は分かるぞ。
前川:すごいな。その言葉も初めて聞いた(笑)。
長井:「2つあるんですか?」みたいな。
前川:なるほどね。
長井:それもありますし。
前川:じゃあ、切ってても、例えば寝癖が付いてたりとか、後は「特にセットしてないな」みたいなのってどうなんですか?
長井:「もう論外でしょう」っていうところですよね。
もし、「こういうのを狙いたい」とか、「高単価でいきたい」とかであれば、「誰がここをこんなんなってる人に」っていうのもあるし。
結構、靴下とかも見られてると思います。
前川:怖い。
森田:怖い。怖なってきたし。
長井:全然、何かいいです。「何か裏返ってんな」とかね。
前川:そんなんいます?
長井:分からへんけど、何かあるだろうなとは。
見えるところって、そこかここぐらい。
あと、服って施術用の格好を着てたりするから、見えるとこってそこだし。
前川:鼻毛とか歯って見ないんですか? マスクしてるか。
長井:今、マスクしてるから大丈夫だけど。
でも、こうなってる人はその辺も「何かね」っていう感じはするかな。
やっぱ触ってもらう仕事やから。
森田:確かに。
やっぱり大事なのは清潔感
前川:女性からしたら、触られるっていうのにやっぱり抵抗じゃないけど、そういうのはやっぱあるんですか?
長井:まあまあ、もちろん「治療やし」っていうのはあるでしょうけど。
前川:その辺の感覚って僕は分かんないじゃないですか。
「触られても、別に何も思えへんし」っていう感覚があるじゃないですか。マッサージとか行っても。
女性からしたら、知らん男性に体を触られるわけじゃないですか。
長井:怖いとかはあるんじゃないですか。嫌とかじゃなくて、「怖い」とかとかもあるし。
1回、治療家さん、昔に……「『格好良くしすぎたら、患者さんが緊張するから、そういうふうにしちゃダメ』って、僕、師匠さんに言われた」って言われたことがあった時に、私、速攻で「先生が山ピーやったら、患者さん痛くなくても毎日来るやろ」って私が言ったら、「おう……」って言いました。
前川:確かに。
長井:っていうとこもあるから、「そういう教育をされてる人もいるかもしれないな」と思って。
緊張させちゃいけないから、あえてボサボサというか。でもそうかなあ……。
森田:何ちゅう悩みやねん、それも。
長井:「格好良くしたいですけどね。しちゃいけないんですよね」みたいな感じの雰囲気で聞かれたんで。
前川:それを悩める人はうらやましいですね。
森田:ほんまそうですよ。「どの域で悩んどんねん」みたいな(笑)。
長井:そうそう。だからやっぱ清潔感ですよね。格好良くするじゃなくて、清潔感かもしれない。
森田:なるほど、そういうことですよね。
それは絶対、「リピート80%、50%」とかってここに書かれてるのって、何か「トークスクリプトでどうとか」っていうとこですけれども、やっぱりその清潔感がどうって、分かってはいるものの、ここをやっぱ女性に言われると。
前川:言われるとね。でもその清潔感がまた難しいですよね。
長井:あと、手。
前川:ああ、手だって。
長井:手は爪が汚いとか。ハル先生、手はきれいでしょう?
手がきれいな人って、女性はすごく安心できますよね。
前川:へえ。良かった、きれいにしてて。
長井:でもその辺、分かんないじゃないですか、やっぱり。
前川:手の爪が伸びてたりとか、何かごみたまってたりとか。
長井:何か色が変やったりとか。
前川:色、変ってどんな色?
長井:「何か塗ったん?」みたいな。
「何か漆塗りでもやってんの?」みたいな感じの汚れてる人とかね。
でも、すごく大事ですよね。
前川:大事ですよね、ほんと。
長井:お相手、患者さんが女性であれば、ここは「格好良くなる」じゃなくて、清潔感があるだけで違うでしょうね。
前川:これがもし「ちょっと嫌やな。気持ち悪いな」って。
でも、治療してもらったら、「結構体が楽になったねんな」ってなった時ってどうですか?
長井:それはまあ、何かプラマイゼロにちゃんと戻りますよね。
前川:戻ります?
長井:マイナスになってますからね、最初。
前川:これって、めっちゃ今の面白いと思うので。
やっぱ実際痛みがあって来てるわけだから、そこまで変化を感じたら、ある程度は来ると思うんですよ。
長井:分かります。
前川:そうなったときに、これ(6回目:50%)が難しくなるんですよね。
「2、3回である程度良くなったし、もうやめとこうかな」みたいなのになるのって、その状態だと思うんですよ。
本当に印象良くて、「この人だったらいいわ。体任せれるわ」と思ってる人だったら、ちゃんと向き合ったらここ(6回目:50%)までは行くはずなんですよね。
だから、今のってむちゃくちゃでかいと思うんですよね。
2回目リピートもでかいし、6回目に対しても、ものすごい影響があると思うんですよね。
今の話で、皆さん知っといてほしいのは、「減点されるんだよ」っていうのを知っといてほしいんですよね。
「加点しよう、加点しよう」ばっかり考えて、減点に目を向けてないんですよね。
不安や自信の無さは伝わる
前川:あと、治療家さんの説明に入っちゃうんだけども、今、清潔感の話があったじゃないですか。
自信があるないっていうのはどうですか?
態度が弱々しいというか、不安そうとかっていうのはどうですか?
長井:すごく不安になります、こっちが。
前川:どういう対応をしてたら、「こういう対応をしてる人ってちょっと不安になるわ」ってあります?
長井:「自信がない」を出されたら、その方がやっぱ嫌かな。シンプルに。
何か移りますよね、不安とか。伝わるというか、自信のなさって。
前川:空気感でね。
長井:空気感で。「だと思うんですよね……」みたいな。
何か「うう」みたいな。「大丈夫?」みたいな。
前川:やっぱりその言葉尻ですか? 言葉尻っていうんかな。
言い回しとか、声のトーンとかでそれを感じてる感じですか?
長井:多分そうでしょうね。何か全部からくる……。
絶対自信がないから目も合わせないし、何かこんな感じになってるし、みたいなのはあるようには感じますね。やっぱりそこは。
前川:治療家あるあるだと思うんですけど、男性治療家で、女性の患者さんは緊張するっていう人いるんじゃないですか?
森田:はい。
長井:あるんだ。
前川:だから、女性の目を見てしゃべるのがそもそも苦手みたいな人って、結構いると思うんですよ。
これってどうですか? それはどう感じるんですか?
女性と話すのが苦手で、目を合わさずにしゃべってるっていうのは、不安材料になるんですか?
長井:なりますね。
前川:なるんですね。
長井:なります、絶対。絶対なると思います。
前川:やっぱりある程度は目を見て?
でも、こうやってずっと見られたら、それはそれでキモいでしょ?
長井:でもやっぱり要所要所でいいと思うんですよね。こうピッて見て。
うなずくときだけ「うん」って言って。
で、みたいな感じとかでいいけど、何か目が泳いでるんですよね、結局そういう時って。だとは思います。
前川:めっちゃ面白いですよね、それ。
今のって、めっちゃ重要ですよね、ほんま。
森田:多分、めちゃめちゃ減点されてたんやろうな、当時。
長井:でもそうですよね。そういうところも、私も無意識でしたけど。
前川:そこはめっちゃでかいですよね、ほんと。
今、言っていただいた部分をまずしたうえで、最初書いたあの項目、「どういったテクニックを使ってやっていくのか」っていう部分に入っていかないと、きっと治療家さんってノウハウマニアだから、今から僕が言うことばっかりやるんですけど、長井さんが言ってくれたことができてなかったら、もう全部使い物にならないので、その部分をまずしっかりしていただけたらと思います。
そのうえで入っていきましょうかね。時間的に大丈夫ですか?
森田:時間的に、1回終わりましょうか。
前川:そうですね、誰か来たし。
森田:10分ぐらいなので。
前川:じゃあ、さよなら。
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