前川:じゃあ、今日はその本で何かしゃべりましょうか。
長井:私、ハル先生と結構知り合って長い、本当にお仕事し出したのは最近ですけど、で何かこの雰囲気的にすごい穏やかだしというか、優しいし、ピリッという時もあるしとかで、すごくイメージ的に何か「ずっと幸せに生きてきた人なんだろうな」とすごい思ってたんですけど。
前川:仕事して1年半ですよね。
長井:そうですね、1年半くらい。
前川:出会ってどれぐらいになります?
長井:もう多分4年とか。
前川:でも4年とか。
長井:3年、4年前年前くらいかな。
前川:結構なりますね、ほんならね。
長井:前、これハル先生からサインいただいたんですけど。
前川:読んでくれました? ちゃんと。
長井:読んだ。
前川:何回? 1回? 2回?
長井:1回(笑)。分かりやすかった。1回で全部分かった。
前川:なるほどね、うまいこと言いますね。
長井:漫画みたいにもなっているんですけど、ちょっとびっくりしたんですけども、これ本当の話なんですか?
前川:それは本当の話ですよ。本当の話だし、ちょっとオブラートにつつんでますよ。
長井:何なら? ええ、嘘。だって結構、結構な生い立ちですよ。
前川:でしょう? いや、僕も思いますよ。振り返ったら。
長井:これね、結構載せれるところもオブラートっていうことだったんですけど、結構ご家族とかも何だろう、色々結構あったりとか。
前川:いろいろありましたね。もう、笑える話いっぱいありますよ。
長井:笑えるのかな、それ。
前川:はい(笑)。
「人を裏切らないようにしよう」と思うようになった理由
長井:例えば、お義母さんの話、お父さんのとかもありますし、本当に、もうご兄弟だけになられたということもあったというのもあったと思うんですけども、どうだったんですか、ご自身的にはそういう、あった節々。
前川:でも、実際、皆さんもいろんな経験してると思うし、長井さんもいろいろ経験されてると思うんですけど、それが起こったその時って、あんまり考えてる余裕がなくないですか?
長井:確かに。
前川:「もう何とか必死に今乗り越えな」みたいな感じでやって、後に振り返った時に「ああ、大変やったな」みたいな感じだと思うんですけど、全くそんな感じで、当時は別に何もないんですよね。
「やばい、母親出てった。どうしよう」みたいな。
母親出て行ったけども、出て行った理由を実は知ってたんですね、僕。
長井:あ、そうなんですね。
前川:そう。知ってて、でも、お父さんには知らんふりをしてて、お父さんがさすがに「もう、あかんから探偵頼もうか」って言い出した時に。
長井:本当にお父さんは知らなかった。
前川:そうです。探偵めっちゃ高いですよね。
長井:高いですよ、あれ。
前川:高いのを知ってたから「金もったいない」と思って。
その頃からお金ケチかったんですね。
長井:「すごいちゃんとしてるな」と思って。
前川:「ごめん、実は俺知ってんねん」って言って、「男つくって出て行ってると思う」という話をして。
そう。そこからですね。そこからどうにかこうにかで見つかったんですよね。
どうやって見つかったか覚えてないんですけど。
長井:でも、それも結構ショックじゃないですか。結構。
前川:ショックですよね。
長井:お母さんがっていう、いなくなったとかもショックだし、両親のいざこざじゃないけど、それを見ることにもなっただろうし。
前川:そう、だから、僕の中では、でも、母親には母親の人生、父親には父親の人生があるから、別にその男をつくるとかもね。まあ正直いいかなと思ったんですよ。
ただ、「俺らを捨てていくんやな」というのが結構ショックでしたね。
だから、これは僕の中でもずっと自分の中であるんですけど、まあ男って大体マザコンなのかなと思うんですけど、「自分が一番信用してる人に裏切られるってこういうことなんやな」と思って。
だから、僕は「人を裏切らんようにしよう」とは思うようになりました。
長井:逆にね。
前川:逆に。
長井:それで、「じゃあ、俺もどうせ裏切られるんやったら」っていって、裏切る方にいく人もいるけど、ハル先生はそうじゃないっていう。
前川:そうじゃない方にいきましたね。
「裏切られても仕方ないな」と思って人と付き合うようにしたっていうのもあります。
だから、僕の中で、「あ、この人は信用、信頼できる」っていう人ってやっぱりいるじゃないですか。
その人とは、もうしっかりとお付き合いしようっていうのはすごいあります。
だから、僕、母親、出て行ってから社会人になってるんですけど、お世話になった人に不義理って、僕多分働いたことないんですよ。
長井:うん、だと思います。私もそういうのは全部見てますね、ハル先生の。
前川:雇われた所の院長先生にも、「いや、もう1年おって」と言われた時に、「じゃあ、1年います」って言ったりとかして。
まあ、お世話になってない人には不義理いっぱい働いてるかもしれないですけど。
だから、それはすごい僕の中でありますね。
「稼げ」というようになった理由
長井:そうなんだ。そうそう、何かすごく、何て言うのかね。
私は、勝手にそういう何かあった人っていうのは、何かゆがみが出たりというか、何かいびつな人になっていくようなイメージもあったりもしたので、「こういうふうに働くんだ」と思ったのは結構びっくりしたのもあるし、あと本当にお金の面ということで、すごく「稼げ」と皆さんに言うじゃないですか。
結構、それで、「前川は金ばっかりだ」みたいに思っている人も多分いると思うんですよね。
前川:多いでしょうね、多分ね。
長井:でも、実はそこもお父さんとかの影響があったりとかがあるんですよね。
前川:そうですね。父親の影響はすごいでかくて、やっぱり父親が病院に運ばれていった時に、母親出て行ってるから、僕が何か決定権を持ってたんですね。
長井:そうですよね。何かそんな感じする。
前川:で、いきなりお医者さんに言われたのが「延命するか、もう自然に任せるか」っていう選択をいきなり迫られて、その時、父親も見てたんですけど、すごいちっちゃくなってるんですよね。
ホント人って亡くなる前って何か抜けてるんですね。
「めっちゃちっちゃなってるな」と思って。
で、迫られた時に、僕の頭の中はお金。
「治療費いくらかかるんだろう」とか、一番下の妹って多分その時で高校生だったのかな。
長井:ああ、まだ学生さん。
前川:そう、大学行くか行かないかみたいな時だったんで、「学費どうしよう」とか。
長井:すごいのしかかってたんですね。
前川:そう、「3人の家族の生活費どうしよう」とかがあって、もうお金のことしか頭の中に入らなかったんですよ。
脳内メーカー「お金」みたいな。
長井:お金、お金、お金。
前川:父親っていうのはもう消えたんですよ。
その時に、すごい自分自身がダサいなと思って。
長井:ああ、そうかそうか。判断、言ったら「お金があれば選べることがたくさんあったのに」っていう。
前川:そう、選択肢がないんですよね、金がないことによって。
妹たちは「延命して」って言うんだけど、僕はもう「できない」って言って。
もうそれも父親が生きてる時に、一緒にお酒飲んでる時に、「絶対俺延命するなよ」って言ってたんで。
長井:良かった、それなら。
前川:それを、僕は言いわけに、「お父さん、ああやって言ってたしな」と思って、もう自然に任せるっていう決断をしたんですけど。
でもお金があったら分からないじゃないですか。
長井:そうですね。
前川:っていうのがあるので、お金ってあるに越したことがない。
で、世の中で起こる大概の問題は残念ながら金で解決するじゃないですか。
長井:はい。良くも悪くも。
前川:良くも悪くも。
なので、やっぱり稼げるだけ稼いでおかないと、絶対後悔する場面があるなと思うんですね。僕の場合は、もし何か次同じような場面があった時に、例えば妻のお母さんお父さんが何かあった時に、お金がないことでとか。
妻が病気になった時に結構お金かかるじゃないですか。なんやかんやで大病したらね。
その時に最善を尽くしてあげられないとか、一応僕が思ってるのは、僕がもし亡くなったときに、家族がお金で困るような状況だったら、むっちゃつらいなと思って。
それを絶対にしたくないから、「稼ぐ」にフォーカスしたんですね。
それを僕は塾生に押し付けてる感じです。
長井:なるほど。
前川:僕の価値観を押し付けてるんで。
長井:いやでも、ここのバックボーンをそんなに公にはされなかったじゃないですか。
で、今私も聞いて「なるほど」って、もしかしたら見ている人も何か「ただただ稼げ」じゃなくて、そういう過去があって、後は「みんなにもそういう思いをしてほしくない」と押し付けているとおっしゃっていましたけど、だからというのはあると思うんですけど。
あえてあんまり言ってこなかったわけではなくて。
前川:そうですね。言ってこなかったわけではなくて、もう結構前の話になるじゃないですか。
もう12~13年前になるんで、だから何か言う場面がないみたいな感じですかね、もう今は。
長井:そうか。そうそう、絶対、これ聞いても私、ちょっとうそじゃないかと思うぐらい。
前川:「盛ってるだろ」と思いますよね。
長井:そう。だけど、多分盛っているというよりはむしろ減らしてると思うんだけど、だからすごいバックボーンがあってもこんなに今強いんだなっていうところを、私はすごく伝えたいっていうところはあるんです。
前川:伝えて、もっと僕の良さを。
地獄になりたくないから頑張る
長井:そう、ただの金稼ぎじゃないじゃないですかっていうのもあるし、実際それで、よく言われるのがやっぱり「稼ぎたい」と言って、何か「本気じゃないやつにすごく腹が立つ」と、やっぱりそこもあるからですか、過去に。
前川:そうですね。だから、僕の中では、家族ってでかいなと思うんですよね。
だから、それを口に出して「家族のためにやる」って言ったのにやらないって、その家族の価値を僕はめっちゃ下げてると思うんですよね。
それやったらもう言わん方がいいなと思うし、言ったからにはやってあげないと家族がかわいそうじゃないですか。
っていうのがあるんで、すごい腹が立つんですよね。
長井:確かに。でもそうですよね。
結構、やっぱり参加したいっていう方に説明会とか来てくださってても、いらっしゃいますけど。
ギリギリで何か「でも嫁に聞かないと」とかって。
もちろんそういうこともあるんだろうけど、何かそれを言い訳にして逃げるような人いるじゃないですか。
前川:そんな人ばっかりでしょうね。きっとね。
長井:何かそれを聞くと、ご家族。
「自分でね、決めてやればいいのにな」もあるし、あと奥さんとかのせいにして逃げるのも良くないしとか、やっぱりちょっと「ううん」って思ったりもするから。
前川:前長井さんやったかな、何か言った時に、「何でそんな相談するんだろうね」みたいな話から、「浮気しても相談せえへんやろ」みたいな話しましたよね。
長井:(笑)しましたっけ、ほんま。
前川:「めっちゃ面白いな。ほんまやな」と思って。
キャバクラ行ってるのは言わへんのにね。
長井:そうそう、確かに確かに。
前川:「そこだけ言うんかい」みたいな。面白いなと思いました。
長井:そうですね。それも相談しないとね。ちゃんと決めないといけない。
前川:「そっちの方が相談しろ」と思いますよね。
これも僕の中であって、今長井さんがいろいろ聞いてくれて、僕はもうどんなことがあっても、常にこれなんですよ。
本に書いてあるように、いろんな経験をしてきて。
もちろん、皆さんも、すごい苦労をされてると思うし、苦労は別に比べるものではないと思うので、みんなつらい思いしていると思うんだけど、僕の中では金がなくて、父親に最善を尽くせなかったことっていうのはすごく大きいんですよ、僕の中で。
それがめちゃめちゃつらかったんですね。
今はビジネスをしてるじゃないですか。
例えば、僕は今6か月で2万円だったりとか、色々他にもあるんだけども、めちゃめちゃつらかったんですよね。
で、いろんな治療家さん見てたら、もう何か諦めて院畳んだりとか。もう夜中寝てポスティング行かなかったりとかしてるじゃないですか。
長井:ありますね。
前川:僕は、これを天秤にかけた時に、常にこっちの方がしんどいんですよね。
長井:ああ。
前川:だから、これを乗り越えられるんですよ、僕。
長井:そうか。もうこれが、これよりつらいことはもうないっていうことだ。
前川:もうないんですね。だから、これは父親のやつですけど、これが僕は今の自分の家族になったらめちゃめちゃつらいんですよね。
だからそのつらさと今ビジネス挑戦してうまくいかないつらさを天秤にかけた時に全然耐えれるんですよね。
これを「しんどい」って言って辞めたらもっとしんどいのが降りかかってくるんで、今度は常にこの天秤が頭の中にあるんで、動き続けられるというのがありますよね。
長井:でも、こういうふうに考えると、確かに今の目の前のしんどさには負けないかもしれないですね。
どなたも、多分何かはあるはずだし。
前川:そう。だから、僕は正直格好いい考え方をしてるんじゃないんですよね。
「すごいかなえたい夢があるから頑張る」ってめっちゃ格好いいじゃないですか。
僕は「この地獄になりたくないから頑張る」なんですよね。
長井:でもそうですよね。言ったら、もうもうそのためにやるしかないっていう強制力ですよね。
前川:そうですそうです。これをどんだけイメージしてやれてるかなのかなと思いますね。
みんな、現実起こってることが、自分のイメージよりも勝っているからしんどくなるわけじゃないですか。
多分、僕ネクラやから妄想力すごいんですよね。
長井:でも、すごく心配性ですもんね。
前川:そうそう。ずっと言ってるでしょ、僕。
長井:すごい心配。ずっと心配してる。
前川:相当イメージ力があるんだと思います。
だからやってるっていうのはすごいでかいですね。
『ワンピース』型と『鬼滅の刃』
長井:なるほどね。そうか、でもいいですね。
私も何か他の先生が誰かに言われて、『ワンピース』型と『鬼滅の刃』型とあると。
前川:そんなのあるんですか?
長井:頑張り方で。「海賊王に俺はなる」っていう、言ったら「やりたい」って行くのと。
私『鬼滅の刃』よく知らないんですけど、「鬼になりたくない」とか、そんな感じですよね。
だから、言ったら「嫌だから頑張る」っていうので、嫌だから頑張るで頑張れるほうが実は強制力があって強いっていう。
前川:じゃあ、俺は『鬼滅の刃』型ですね。ほんなら。
長井:『鬼滅の刃』型なんだと思います。でも、これすごい。
なかなか、「『あの時ほどのつらさはもうない』って言えるのはすごいよね」って思って。
前川:そうですね。
長井:本当によくゆがまなかったなと、シンプルに私思いました。
前川:歪んでるのかもしれないですけどね。
長井:そうなのかな。すごいな、なるほど、なるほど。
だから本当そこなんですよね。ただ、本当に「おら稼げおら稼げ」じゃないっていうところと、やっぱりこれ絶対こういうことって皆さん何かしらあるはずなんですよね。
前川:絶対ある。
長井:何か「つらいことがあったから、何とかしなきゃ。でも今しんどい」ってなってる人が多分いると思うので、この考え方をぜひ取り入れてほしいですね。
前川:だから、僕は本当に人に恵まれていると思いますよね。
起業してから、いろんな人に。本当に、これ皆さん知ってるか分からないけど、僕の力じゃないんでね。
この動画を撮ってるのも僕はしゃべらせてもらってるだけだから、出会う人が本当に力ある人と出会えてるので、うまくいってるのがあるので、「あの時の経験が良かったのかな」と思いますよね。
そういう、人で苦労したというか。
長井:ああ、なるほど。
前川:「そういうのがあるからこそ、今があるのかな」と思うので、何でもプラスに捉えるかって自分次第じゃないですか。
長井:そうですね。そこで「もう俺なんて」ってなる人もいれば、こっち側もいますもんね。
前川:本当にね。もう動画では言えないこといっぱいありますよ。
長井:多分そうなんだろうなと思いました。
前川:だって、僕3人兄弟で僕だけですからね。ちゃんと自立してるのね。
長井:それも怖いな、何か。
やっぱりそう、そうか。
すごくいろんな、同じ生い立ちであってもどうなるかも分からないし。
前川:だから「言い訳するな」ですよね。
長井:うん、本当に本当に。
本当に、だから理由があって言ってますからね。
前川:その辺はちょっと分かってくださいね。
長井:だからね。ぜひ本当に、ぜひ何かやっぱり「今しんどい」とか「今大変」っていう人が多分、この動画を見てくださってると思うので、そういう意味では、この考え方、ぜひ。
前川:無理やりでもしてもらったら、大体乗り越えられますよ。問題って。
後に振り返ったら「大したことなかったな」と思うしね。大体のことは。
長井:大体、本当に報われますからね。本当にって感じはすごいする。ですね。
前川:もし、今「乗り越えられないな、つらいな」って人がいたら僕たちに会いに来てくれたら元気になれるんじゃないかなと思います。
長井:そうですね。ぜひぜひ。
またこれ(負け犬こそが生き残る 挑戦力)も読んでください。
前川:そうです、また買ってください。
長井:すごいね、私も意外というかびっくり、「え、こんな感じの内容だったんだ」と思ってびっくりしましたけど、よりこれ読んでもらったら、またハル先生の言っている言葉の入り方が違うと思います。
前川:ビジネスマインドをめっちゃ鍛えれると思いますよ。
僕が影響を受けた言葉をいっぱい載せてるので。
長井:ぜひぜひ、こちらも読んでいただけたらと思います。
前川:そんな感じで終わりましょうかね。
長井:はい、ぜひ。ではでは、また次回。
前川:ありがとうございました。
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