森田:そしたらじゃあ、今回の動画なんですけども、抜き打ちですね。
今タイトルを決めたんですけども、今いきます。
前川:オーケー。
森田:「お客様の声をお願いするベストタイミングはいつなのか」っていうことを聞いていきたいんですね。
前川:あー、なるほどですね。
森田:例えば「何回目で聞く」っていうふうにルーティン化されてる方もおられると思いますし、何かまあいろんな考えもあると思うんですけど、その辺どういうふうに考えられてやっていたのか、今教えてるのか? お願いします。
前川:オッケーです。了解です。
お願いことをするときは積み重ね
前川:お願い事するときって、僕思うんすけど、この声とか関係なく積み重ねだと思うんすよ。
日々、積み重ねて「お願い!」だと思うんですね、僕。
森田:なるほど。
前川:そんないきなりお願いって無理じゃないですか?
森田:無理です。
前川:僕と森田さんもこうやって一緒に仕事するってなったのも……積み重ねてないな(笑)。
1回、クッションがあったわけじゃないですか?
なんで、その積み重ねがあってお願いだと思うんですよ。
だから、治療やったらね、そうやって、治療で会ってる積み重ねってのあるかもしんないけども、「お願いしようかな? どうかな? してくれんのかな? どうなのかな?」っていう積み重ねって、僕はしといた方が成約って上がると思うんですね。
なんで僕は、本当に最終お願いするのは良くなったときが一番いいと思うんですよ。
森田:良くなったとき?
前川:良くなったときね。
でも、良くなったときだけに言うのではなくて、出会ったときから言います。
森田:もし良くなったら……。
前川:そうです。ていうか、「良くなるから、治療頑張ろうね」。
で、「良くなったら、ちゃんと動画出てよ?」っていうのを約束して、治療スタートします。
森田:なるほど。ほとんどの人は何かあれなんですかね、頼みにくいから、何かモゴモゴ、モゴモゴ、ストレートにぱっとお願いしてみて。
前川:それはありますね。
森田:要は、いきなりつぼ売られたかっていうぐらい「そんなんいきなり言われても」みたいな。
前川:それ絶対あるんすよ。狙ってる女の子おったときに口説こうって勝負するんじゃなくて、「かわいいね、かわいいね」って言って積み重ねていってたら、言いやすいじゃないですか。
森田:ああ、なるほど。そうやって、じゃあ普段されてるんですか?
前川:女の子に?
森田:はい。
前川:いや、僕、奥さんしか知らんからな。
森田:ほんとに(笑)。それ有名ですもんね。ほんま有名ですもんね。
前川:それは試せるか分からへんなぁ。
森田:言ってることそうですもんね。
前川:そうですそうです。それが一番、やっぱりこっちもストレスないし、向こうもストレスないんすよ。
森田:そうなんですね。
前川:あと、やり始めやったら、向こうも「良くなるかそんな分からへんし、いいって言っとこう」て思うわけじゃないですか。
森田:はい。
前川:それを積み重ねていくわけですよ。
でないと、良くなってから言ったら「え?動画? もう私、そんなんドキドキするわ」って拒否られることが結構あるんで、信用を積み重ねててもね。
だから、初回に言って、「良くなったら動画やで。絶対良くなるからね」って言うことによって、相手も「ほんま良くなるかもしれんな。この先生、自信満々やな」っていうことで、治療効果も上がるし。
やってくと、大体3回目ぐらいには変化するじゃないですか?
森田:はい。
前川:「変化してきましたね」「変化してきたわ」「動画が近づいてきましたね」みたいな感じで。
ジャブを打っとくんすよ、ジャブを。
森田:なるほど。
前川:いきなりストレートを打っても当たらないわけで。
森田:ちゃんとまいてるんですね。
前川:そう、まいてるんすよ。そう、種まきです。
ビジネス全部そう。耕して、種植えて、肥料やって、水やって、みたいな。
育てていかないと。
不安要素をとりのぞくのが大事
森田:イメージでいうと、大体、何回目ぐらいで撮ることが多かったですか?
前川:僕なんか6回目、7回目ですね。
森田:6回目、7回目。
前川:6回目、7回目ぐらいですね。大体その辺で良くなってくるじゃないすか。
多分、1ヶ月半とか2ヶ月とかぐらいで良くなってくるんで。
森田:紙のアンケートについても同じタイミングでした?
前川:全部、同じでした。
森田:なるほど。
前川:全部、同時撮りでしたね、僕。だから、もう言ってるんで。
「もう先生わかった、うるさいなぁ」みたいな感じになるんでね。
ほんとに言ってるわけじゃない、ノリでね。
「次来たとき、じゃあお願いね」って言うんですよ。
で、向こうはやっぱ動画って緊張するんですよね。
きっと動画見ている先生も、動画、いざ何かに依頼されてしゃべるんだったら緊張すると思うんですけど、みんな一緒で、何で緊張すんのかっていうと、「できない」とか「うまくしゃべれない」とかそういったの気にしてるんで、僕は紙を送るんですね、患者さんに。
その場で渡さないです。郵送で送るんですよ。
で、めっちゃいい声を書いてくれてる患者さんの声と一緒に送るんですよ。
森田:なるほど。サンプルを。
前川:そう。「これを参考に書いてくださいね」ってやったら、むっちゃ、ちゃんと書いてくれます。
森田:ギッシリ書いてるようなやつとか。
前川:ギッシリ、そうそうそう。経緯をちゃんと書いてくれます。
これってすごく重要で、それを書くことによって患者さん自身が、「自分、最初こういう状態やったな」と思い出してくれるんですよ。
「あんな時に戻りたくないな、私ちゃんとせなあかんな」っていうことで、リピートにつながりやすいですし。
「これを見て当日しゃべるからね」って言ってるから。
しゃべれなくなるのが怖いわけですよ、向こうは。絶対、書いてきてくれますよ。
森田:そうですか。
前川:そうそう。
森田:確かに、指針となるもんがあるからしゃべりやすいっていうことですよね。
前川:そうですそうです。
森田:その環境を、あえてちゃんと事前に準備して作ってるっていうことですよね。
前川:うん。不安要素を取り除いていかないと、人って安心しないと動いてくれないので。
そういう準備をしていくのはすごく大事ですよね。
森田:「あったら読めるか」とか。
前川:そうそう、そうそう。
森田:確かに、何もなくていきなりカメラ向けられてしゃべるって無理ですよね。
前川:無理です。いい声が撮れないです、それやったら。
森田:確かに。
前川:浅い部分しか出てこないんすよ。
書くときってめっちゃ考えて書いてくれてるんで、それだけ深いこと書いてくれてますね。
それを、動画でしゃべりだした時には「この台本でいくからね」って言ってるけど、横からちゃちゃ入れるんですよ。
「この時ってどんな気持ちだったんですか?」そしたら、アドリブ効くんすね。うまくしゃべれてるから、乗ってくるんで。
ほんならめっちゃ深いことも教えてくれるんで、そうするといい声にもなるし、そういった部分を集客にまた生かせるんすよね。
「患者さんってこういった気持ちを持ってるんだ」とか、「こういったことで喜んでくれてたんだ」とか、自分たちでは気付かないことがたくさんそこで見えてくるので、むちゃくちゃいいですよ、そうやってやったら。
森田:分かりました。なので、まとめというかそういうところでいくと、平均的には5、6回目ぐらいだったり。
前川:うん、大体そんな感じですよね。
森田:いかにその5、6回に向けて、ジャブ打ててるかどうか。
前川:そうですそうです。全部そのゴールのときに決めるために、全部準備があるんですよ。
森田:そうですね。
前川:出会った時から準備が始まってるんですよ。
森田:だから、多分「うまくいってないなあ」っていう傾向のある方っていうのは、そのジャブが打てず。
「頼みたいのはやまやまなんだけど、なかなか頼みにくいしな。クーッ」っていうとこですよね。
前川:そうですね。一か八かの勝負ばっかりやってるんですよ。
森田:恐る恐る聞いてみたら「そんないきなり言われても」ってなる。
前川:そうそうそうそう、なる。そうですそうです。
森田:それは、(種を)まけてないから?
前川:まけてないからです。絶対コツコツやれば、みんなもらえます。
で、動画もね、恥ずかしがって無理なこともあるけども、動画無理なら写真もらったらいいじゃないですか。
そっから落としていくと、大体写真はもらえますからね。
森田:写真も、もうメインで使っていたのは院内ですか?
前川:写真は院内も使うけど、やっぱり院外に使いたいですからね、メインは。
森田:例えば、ホームページ?
前川:ホームページ、チラシ、フラックボード……タペストリー。
森田:タペストリーって何ですか?
前川:何かこう布みたいの。
森田:院内ですか?
前川:院外。
森田:院外?
前川:垂れ幕みたいな、でっかい。
森田:あー! なるほどなるほど。
前川:あれ、全部、患者さんの声でしたよ。人が写ってんのって、みんな見るんで。
森田:確かに。
前川:ブワーッと人だらけでしたよ。
森田:なるほど。
前川:フリーメイソンの目みたいですよ(笑)。
森田:ははは(笑)。
前川:だいじょぶかな。
森田:だいじょぶ(笑)。
前川:最近、はやってるから使っとこうかなと思って(笑)。
森田:なるほど(笑)。はい、分かりました。
というような感じで、どのタイミングでやっていくのかということについて、お伝えしてきました。ということで、以上になります。
前川:はい。
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