森田:そしたら、今回はですね「既存客から今すぐ売上を最大化する秘訣」っていうことで、「新規集客になかなかコストがかけれないんですよ。でも今、既存はある程度は多かれ少なかれ」っていう、じゃあどうやって売上を作るのかって、めっちゃ気になると思うんですよ。
前川:めっちゃ面白いネタですね。
森田:めっちゃ面白いと思います。それがじゃあどうやっていくのかっていうところで、お伝えしていきます。
今いるお客さんをコンサルティングする
森田:では、ズバリまず結論としては何なんですかね?
前川:オッケー。結論はですね「今いてる患者さん、お客さんをコンサルティングする」です。
森田:ほー、ちょっとそれ意味が分かんないですね。
前川:分かんないですね。
森田:なるほど分かりました。ちょっと、じゃあそれを細かくひも解いて。
前川:細かく、事例を通してやっていったらいいかなと思うんですけど、単価が2,000円とか3,000円だった人が、今 3万とかなってるんですよ。
すごくないですか? これ。
森田:すごいですね。
前川:じゃあ、どんな手段を使ってそうなったのかっていうのを事細かに、今日は公開していこうかなと思います。
その人もね、集客全くできなかったんですよ。
で、患者さんもそんな多くなかったんですけども、売上も20万とかそんなんだったんですけど、広告打てないじゃないですか。
森田:はい、打てないです。
前川:やっぱり、そういった人の特徴として、自分が何を提供したらいいのかも分かんないし、何を求められてるかも分からないんですよね。
森田:なるほど。
前川:だから結局、値段上げることもできないし、言うたら動き方が分からなくなっちゃうわけですよ。
だから僕がさせたのは、今言った「コンサルティングをしろ」ってことなんですけども、ほんま簡単。
今、僕と森田さん、こうやってしゃべってるじゃないですか。
僕、治療家、患者さんとするでしょ? これをやるんですよ。
お菓子並べて飲み物出して、「森田さん。今日は森田さんが何を求められて、うちに来てくれてるのか、うちのいいと思ってる部分はどこなのかっていうのを、ちょっとお話させてもらいたいんですけども、よろしいですか?」。
森田:僕、既存客ですよね。
前川:そうです、そうです。
で「じゃあ、ぜひ」みたいな。で、でっかい画用紙とか持ってきてね、書くんですよ。
「うちに来てる理由は? どうなりたいんですか? なぜそうなりたいんですか?」みたいなのをブワーッて書いていくんですよ。
で、最初向こうは「何してんのかな?」みたいな感じで答えてくれるんですね。
まあ「いや、きれいになれたらいいな」とか、「もっと動けるようになったらいいな」とか。
でも、こっちが真剣に聞いていくと、向こうはもう本当に思ったことがどんどん出てくるんですよ。
で、諦めてたこととかも出てきたりするんですね。
「もう、ほんま無理やと思うんやけど、こんなんなれたら最高にいいと思ってんねん」とか、相手の全部を抜き出してくるんですよ。
で、抜き出したうえで「じゃあ、あなただけのメニューを作りますね」って言って、メニューを作ってくんですよ。
で、「これでこれでこういうのが必要で、こうこうこうで。こうのやったらこうなるんですけど、どうですか?」「あ、それもいいわね」みたいなので作ってって、「全部できました。トータルこの値段なんですけど、どうしますか?」っていう提案をしていくんですね。
森田:なるほど。ライザップのめちゃめちゃみっちりパーソナルみたいな、そういうイメージ。
前川:ああ、でもそんなんかな。それの個人で完全にやる。
森田:すごいカスタマイズされてる。
前川:そうです、そうです。その人によってメニューが違うんですよ。
っていうことをしていくと、単価って上げていけるんですよね。
森田:何か、できないものとかがあったらどうするんですか?
前川:できないものって、どういうことですか?
森田:例えば、僕という客が「ちょっと痩せたくて、運動とかちょっと苦手だから。でもファスティングがいいんじゃないですか」と、でもファスティングできないとか、そういう場合。
前川:なるほど。その中で「それ無理だったら、こういうのをしていきましょう。していきましょう」で、やったうえでそれ無理だったら「じゃあ無理ですね」じゃないですか。
森田:なるほど、なるほど。
オーダーメイドの施術をする
前川:その人に最善の提案を作っていくわけですよ。
「コンシェルジュ」って言ったらいいんかな?っていうのをしていくんですよね。
ほんなら相手はこうなりますよ。
「自分のこの問題に対して、自分に対してここまで向き合ってくれた人いないな」ってなるんで、ほかが見えなくなるんですよ。
この人に全部悩みを、どうなりたいかも打ち明けてるわけじゃないですか。
で、こっち側はそれを解決できる手段とかをめっちゃ本気で考えて、いっぱい提案してるわけですよ。
よほどのことがない限り、断らないですよ。
森田:これ、そんなんやってる人いるんですね?
前川:そうです、そうです、そうです。
でも、これ言ってもみんなやんないですよ。
森田:確かにやらなさそう。
前川:めんどくさいし、「そんなんやって嫌われたらどうしよう」とか、「そんなのやっても意味ない」とか思ってるんですけども、絶対にあります。
これね、なぜかっていうと他業種でやってるんですよ。
森田:へえ、そうなんですね。
前川:バイクとか、自転車。自分でカスタマイズできるやつって、めちゃくちゃ高いんですよ。
「このハンドルこれにしたいわ」とか、ハンドルめっちゃ高いし、サドルもめっちゃ高いし、あるでしょ?枠組み。
自分で好きなようにするやつ、めっちゃ高いんですよ、あれ。
森田:オーダーメイド。
前川:オーダーメイドみたいな、めちゃくちゃ高いんですよ。
ママチャリなんか、その辺で10万もせんと売ってんのに、そういうの100万ぐらいするらしいですよ。
森田:確かに。うわー、えぐ。
前川:えぐいでしょ? それをやるんですよ。施術でも。
森田:ああ、なるほど。
前川:めちゃめちゃシンプル。
森田:各それぞれパーツが、例えば「痛み」のパーツ、「痩せたい」というパーツ、何のパーツっていうふうに、もう全部で1個の自転車を作るみたいな。
前川:そう、そう、そう、そうです。「あなただけの自転車作りますよ」って感じですね。
森田:何かあれですよね。そんだけ単価が増えるってことは、例えばさっきの話で「ファスティングできません」ってなっても、何かできるやつにやってもらってもいいですもんね。
「ファスティング担当、じゃあこいつがやってます」みたいなぐらいの感じというか。
前川:全然、全然いいです。だから、その人がそうなれるためのものを作っていくなので、それがでも「どうしても無理」って言ったら、「私はもうこんだけ食べたいの。こんな動きたくないの」「それ無理ですよね?」って感じになるわけで。
森田:なるほど、なるほど。
前川:ってやってったら、単価が上がっても全然いいですよ。
森田:そういうふうにやってる人いるんですか?
前川:そうなんですよ。
森田:治療家さんでもいるんですか?
前川:それは、整体とエステを混ぜてます。
森田:あーなるほど、なるほど。そういうのいいですよね。そっかそっか。
相手の求めてる、ヒアリングして、そこから商品が生まれていくってことですよね。
前川:そうです、そうです。
森田:「俺はこの商品しか持ってないから、それを売りつけるために協力する」ってわけじゃないんですね。
前川:じゃないんですよ。
森田:しっかり聞き込んで、形にして。
コストをかけられないならやるしかない
前川:これ、めちゃめちゃすごいです。普通のことやけど、普通のこと言ってるだけですけど、めっちゃすごいですよ、これ。
森田:これって、何か「めんどくさ」とは思いますけど、多分、それでどうせやらない方も多いと思うんですけど、新規にコストかけれないんだからやるしかないし、新規にコストをかけれるんでも、お話し聞いてもうそこで信頼関係ができてて、そこからお話し聞いて売るってことは、コストかからなくて済みますよね。
前川:そうです、そうです。そこ、めちゃめちゃすごくて、この前は月に15万広告費をかけたんですね。
15万かけて15人来てるんですよ。
まあ1人1万円そこそこかけて来てるんですけど、お金かけるようになったんでね。
でも、それで来るじゃないですか。
その人、そうやってメニューを作って、大体、回数券にするんですって。
だから、少なくても10万円以上、絶対売上が上がるんですって、1人当たり平均したら。
すごくないですか? 1人集めたら、もう9万利益ですよ。やばくないですか?
森田:なるほど。
前川:それがもう何ヶ月か連続で、20人前後来てるんですよ。
で今、予約パンパンで取れないです。
森田:コストかけなくって済みますもんね。
前川:そう。コストかけなくてやってきた人が、コストかけて集めだしたら、もう負けることないじゃないですか。
森田:負けないですね。
前川:もう今はあれですよ。予約待ち制度にしていってるって言ってますもん。
「何人待ちです」みたいな。
森田:そんなことしてるんですか。
前川:そう。
森田:多分、例えば「回数券で人が離れる、だからまた新規取るしかない」みたいな感じで、ずっとぐるぐるぐるぐる回ってるかもしれないですけど、留めるためにはいりますし、もちろん単価を上げるためにはもってこいっていう感じですよね。
前川:そう。だから、終わりがないんですよね。
森田:まあ絶対やらなさそうかなって。
前川:で定期的に、半年とか1年とかに「この前、初めて会った時とか半年前、こうやって言ってましたよ。これ、めっちゃ良くなってきてますよね」っていう話をまたするんですよ。
もう「何か出てきてません?」「私こう、こう、こうで」みたいな。
それをやって、またやるんですよ。終わりないじゃないですか。
森田:絶対、やらなさそう。
前川:絶対やらないです。こういう何かアナログ的なことやらないですけど、こういうアナログ的なことやったら、めっちゃ強いし。
森田:強いですよね。
前川:これ見てる人、ほんま怖くて、この人全くネット系できないんですよ。
これもアドバイスなんですけど、これをInstagram上で、みんなに拡散してもらうんですよ、お客さんに。
お客さんに拡散してもらったら、めっちゃ拡散力あるじゃないですか。
で、そこがまた有名になるんですよね。
これ、めっちゃやばいことになると思いますよ。
森田:地域ナンバー1に、めちゃめちゃ近づいてますもんね。
前川:もう全然近づくと思います。多分、全国的にも有名になってくると思うから、今度それをノウハウとして売れるじゃないですか。
その人、また別事業を立ち上げてうまくいってっていう、いい連鎖に入っていけるんで。
森田:えぐ。
前川:めっちゃすごくなると思います。
森田:なるほど、そういうことですね。了解しました。
で、今回はですね、なかなかコストがかけれないっていうところに、どうしていけばいいのかって、「なかなかちょっと、そんなところに時間とってられへんねん」っていう人もいると思うんですけど、これはもう時間を作ってでも絶対やった方がいいし。
前川:やるべきですね。やるべき。
森田:商品だけでも誰かに「ちょっと手伝って」ってやってもらったらいい話なんで、「PDF も作成して」とかでいいと思います。
はい。ということで、こうやってちょっとまあ何かやってみてください。
やった人はもう、前川先生のLINEやったり、とりあえず連絡入れてほしいです。
前川:ほんまですね。
まあ、1人治療院なら絶対これですよ。1人だから向き合えるんで。
森田:はい、分かりました。
ということで、今回は「既存客からの売上」でした。
以上になります。ありがとうございます。
前川:ありがとうございます。
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