前川:はい、今日の話はおそらく衝撃的だと思います。「集客に権威性は一切不要!!」という話をしていきたいと思います。
いると思ってません?
男性A:いると思います。
前川:なぜですか?
男性A:なんか「スゲ~」みたいな感じで思ってもらえると、例えば「え、この人の○○のこと○○診てるんや~」って。
それが「スゲ~」と思ってもらえて、「社会的証明」になって。
前川:はいはい。ありますよね。僕も欲しいもん。
男性A:欲しいですよね。僕も欲しいです。
人は権威で動かない
前川:でもでもでも、考えてみてくださいね。
「Doctor-X」が今日ね、例えばここから、大阪の福島という所にいますけども。
「御飯食べに行こうよ」って選ぶ時に、ミシュラン星3つとか見ます?
男性A:僕、見ないですね。高そうですもん。
前川:あはは。そこ?
男性A:あはは、そこ。でも、それは気にしないですね。
前川:気にしないですよね。僕、今パーソナルトレーニング行ってますよ。
結構ムキってきてません?どう?
まあ、どうでもいいんですけども。選ぶ時にね「ベストボディ・ジャパン」でしたっけ?何か大会あるじゃないですか。
あそこに「入賞してる」とか、「優勝してる」とかで選ばないんですよね。
男性A:なるほど。
前川:じゃあ、何で選ぶのかって話になってくるんですよ。
でもその前に、皆さん「権威性」を持つために、何か雑誌に載せたりとかメディアに載せたりとか、何?
いろんな実績をうたったりとかしてるけれども、実際それって自分が気にしてるだけで、「あなたのもとに来る人は気にしてないかもしれませんよ」って話なんですね。
男性A:ああ、そうですよね。だから僕ら側としてはやっぱり、何て言うんだろう。
「あれもあったほうがいい、これもあったほうがいい。推薦の声があったほうがいい、この雑誌載っといたほうがいい」みたいな、「権威もあったほうがいい!」みたいな感じで、だいぶ固執するイメージが強いです。
前川:そうですよね。もうそんな権威が欲しいなら名前「ケイン・コスギ」にしたらいいんですよね。
男性A:おお、これはモンスターボックスに買い取ってくれますかね。
前川:バーン、バーンって。
男性A:筋肉番付。
前川:筋肉番付ね。え、それケイン・コスギでしたっけ?
男性A:ケイン・コスギと池谷のモンスターボックスは見ものでしたよ。
前川:多分、ここでめっちゃ「離脱」していってますけども。
男性A:はい、すみません。
前川:なので、権威性が欲しいのは分かるんですよ。でもそれってね、自分に自信がないからそういう虚勢を張ろうっていう証明のひとつでもあると思うんですよ。
「能ある鷹は爪を隠す」なので、そういうのなくても来るようにしとかないといけない。
男性A:ああ、なるほど。
前川:全くなくていいわけがないじゃない、あったほうがいいに決まってるやん、そんなん。
男性A:そこに勘違いがあるっていうことですよね。
前川:そうです、そうです。「それさえあれば人は動くんだ」と思ったら大間違いです。
男性A:なるほど。
前川:僕がね、例えばですよ。これは普通のユニクロですけど。
時計だけは格好良くしてますけども、これ全部、全身ブランドで固めたら、みんな言うこと聞くんかいってそんなわけないじゃないですか。
男性A:確かに。前川先生がどんなことを言っているか、親近感あるかとかのほうが重要ですよね。
前川:重要なんですよ。だから、まずそこに気づいて欲しいんですよね。
今治療業界はこれ(権威性)に走りすぎてると思います。
そうじゃないんですね。権威性はないよりはあったほうがいいよ。
でも、ここだと思うんですよ。権威性。
前川:じゃあ、これよりも大事なのは何なのか。
男性A:ああ、めっちゃ大事ですね。
前川:はい、間に書いていくと大変になっていくんで、飛ばしていきますけど。ここは……。
男性A:(笑)。なるほど。
前川:あなた自身ですよ。自分は何者なのかってことをちゃんと打ち出すことですね。
男性A:ちょっと抽象的な気がするんで、なんか……。
前川:深堀していきましょうか。
男性A:はい、お願いします。
どんな人なのかわからないと行かない
前川:僕のね、話にいきますけど。
パーソナルトレーニングを選ぶ時にめっちゃ大変だったんですよ。
パーソナルトレーナーさんって全然広告してないんですよ。
男性A:へえ。
前川:だから情報がなさすぎるんですね。「何するのか」ってそんなん分かるやん。運動するんだから「食事も言われるんだろうな、運動するんだろうな」ってまあ分かるんですね。
治療院も一緒。「あ、治療されるんだろうな、日々の生活指導されるんだろうな」ってみんな分かってるんですよ。
ただ「痛いんかな」「痛くないんかな」ぐらいでしょ。
トレーニングも「きついかな」「きつくないかな」ぐらいなんですよ。
それでいいんだったら悩まないじゃないですか。
男性A:確かに。
前川:でも、めっちゃ悩むんですよ!決める時って。
それは何かというと「どんな人なのか」なんですよね。
ここってめちゃくちゃでかいんですよ、ホンマに。結局ここがどんな人なのか分からないと行けないんですよね。
男性A:確かに。
前川:で、行って「思ったのと違うわ」だったらリピートしないし、「思った通りだったわ」で行くんですけども、そのどんな人か分からない限りそこに行こうとは思わないんですよ。
男性A:確かに。何かいつも行ってる美容師さんで、この人じゃなくなったら次選ぶってなったら、もう僕めっちゃ困りますもん。
前川:ですよ。だから店で選んでるわけじゃない、この「人で選んでる」じゃないですか。
だから今の時代ってここ(自分)がめっちゃ重視されてるんですよね。
昔は違うんですよ。昔はこっちだったのね(権威>自分)。
昔はもう権威があれば人が集まった時代なんですよ。でも、今は違うんですね。
男性A:うん、なるほど。
前川:まあ、時代が変化してる。SNSの登場で大きく変わってるっていう部分があるんですけども。この部分の違いをいち早く気づいた治療家は、SNSめっちゃ頑張ってますよ。
男性A:うん……なるほど。
前川:はい、前の動画ではですね、「SNSなんてやるな!」って言いましたけど、やらないといけないんですよ。ただ、やるタイミングに早く行けよ、なんですよ。
男性A:そういうことなんですね。
前川:行かないと勝ち残れないから。
男性A:でも、100万円ぐらいから基準と考えていいですか?
前川:まず100万円ですね。100万円あれば、まあ生きていけるじゃないですか。いや、50万円、60万円でも俺は生きていけるよってやつおるけども、それは論外です。
それやったら雇われてください。
男性A:確かにそっちのほうが楽ですよね。
前川:そう、楽です、楽です。
なので、「権威性は一切不要!!」大事なのはここ(あなた自身)なんです。
もちろん、あったほうが最初の取っ掛かりは利くんで。
男性A:あくまでもきっかけですよね。
前川:そう、きっかけ作りとしていいだけで、決め手はここじゃないよと。
決め手は最終あなたですよ。
男性A:確かに。○○病院の医者やからって行くことはあんまない。
前川:ないないない。
男性A:行ってもレントゲンとしゃべりながら「あ、大丈夫ですよ~。折れてませんよ~」みたいなね、適当に言う人にまた見てもらいたいかって違いますもんね。
患者さんは何を見てるのか
前川:全然違う。ちょっとね、特別な情報出そうと思うんですけども。
ちょっとここ髪型さっきと変えたの分かります?めっちゃ前髪うっとうしいんですけども。はい、あとで戻しますけども。
患者さんの声とかを見たときに相手が何を見てるかですね。
男性A:なるほど。
前川:これみんな、多分治療家側はこう思うんですよ。「どんな状態だったんかな。こう良くなったっていうこのギャップを見せたらみんな食いついてくるんだろうな」って思っているんですね。
男性A:なるほど。
前川:実際聞いてみてください。違いますから。
男性A:ああ、自分のしゃべり方とか、人となり見られてるってことですね。
前川:そうです。「先生ってどんなふうな人なんだろ」って目線で見てるんですよ。
そのしゃべり方を見て「この先生自信あるな」とか、「優しそうやな」とか、「患者さんとの距離感がいいな」とか、そういったのを見て「この先生やったらいいかも!」って思って来るんですね。
男性A:確かに技術なんか分からないですもんね。
前川:分かんないんっすよ。
男性A:どうせ診られるんやったらちゃんとしてくれそうな人を、みたいな。
前川:そうです、そうです。その中で「あ、この先生いい人、来てる患者さんも自分と似てる、ここ行こう!」なんですよ。
男性A:なるほど。
前川:だからそこにこれ(権威)は存在しない。ただ、この動画を見るための注意を惹く!?
男性A:きっかけのきっかけの、きっかけみたいな。
前川:そうです、そうです。はい、ぐらいなんですよね。
男性A:ぐらいなんですね。でも、そこに固執しちゃいますよね。
前川:そう。もうこれも100万円以下の人が固執すると思う。
自分は実績ないから集まらないんですよね。
男性A:ああ、多いと思いました、それ聞いて。
前川:いやいやいやいや、「お前は実績あっても集まらんぞ」みたいな。
はい、すごい多いので、この部分ですね。
まあ、みんなあんまり関心ないかもしんないけどね、ちょっとここはホンマにすごい重要なので、今日はお伝えしたいなと思って無理やりねじ込んできましたけども。
どうだったでしょうか?これ。
男性A:めっちゃいいと思います。なんかホンマに、(権威に)固執する人やっぱ多いと思うので、いるんだけどもそこが全てじゃない。
前川:じゃない。もうここ(権威)のせいと思ってますよ、みんな。
男性A:ああ、俺にはまだ実績がない、すごくない。
前川:そう、この時点でできてないわ。全部自分だから。大丈夫です、全部自分だから。
あなたという人間に人が集まらない理由は何なのか、それは権威性ではないです。権威性で人が集まるんだったら誰も苦労しないので。
男性A:確かに。権威性で集まるんだったら今入ってきた塾生さんが、翌月100万円いきますかっていったら絶対無理ですもんね。
前川:無理です、無理です。どんな権威性集めみたいな話じゃないですか。
男性A:確かに確かに。
前川:だから、違うんですよね。そこを早く理解して今後の治療院経営に役立てていただけられたらと思います。
じゃあ、そんな感じで今日もですね、動画終わっていきたいと思います。
ではまた、次回の動画で。さいなら!
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