森田:今回は「質問力」っていうことで。
まあ、多分伸びないんだろうなと。
「こんなことはどうでもええ。それやったらチラシの配り方とかテクニックを教えろよ」って。
前川:ほんまや。その方が俺やったら……。
森田:めちゃくちゃ僕は大事やと思ってまして。
というのも、メソッドの……まあ別にこの質問した方が良いとか悪いとかっていう話ではなくて、これはGoogleアナリティクスですね。
多分ホームページのトラフィックを見るあれやと思うんですが、「アナリティクスの見方が分からず質問させてください。まずクリック数はどこで見れるのですか?」と。
僕、これ正直、見た時に、「え!その質問!?」って思っちゃったんですよね。
僕、本当にこの人を別に否定するわけじゃなくて、全くどなたかも覚えてないんですけども、ただ、こういう質問ってもったいないなと思って。
どうなんですか?
前川:これ、森田さんに質問があったんですもんね?
森田:これ、でも僕じゃないと思いますよ。
だってGoogleアナリティクスなんで。
前川:俺も違うよね。俺?
俺やったら、何か否定するみたいやからあれやけど。
まあ、いっか。覚えてないし。
森田:何かコメントであれしてましたよ。
前川:何?
森田:「このサイト見たら分かりやすいですよ」って。
前川:ああ、なるほどっすね。オッケー。
行こか、じゃあ。
森田:行こうか、じゃあ(笑)。
調べたらわかることは自分で最低限調べる
前川:何でしたっけ? この質問どうかってことですね?
森田:そうです、そうです。ここに質問力って隠れてるのは、何でもかんでも聞いたらいいってわけじゃなくて、っていうところを、僕は感じるところがあって。
前川:オッケー。
森田:そこの前川先生の考えというか、価値観をちょっと知りたいなっていうところですね。
前川:まず、これは調べたら分かるような話で、要は「Googleで調べろよ」みたいな話じゃない、そもそも。
それだけ。聞くことじゃないからね、これ。
操作方法とかを聞くのって、俺は論外だと思ってて。
もっと言うと、これ失礼だと思うんですよ。
森田:確かに。
前川:僕だったらね、とある誰かすごい成功者がいたときに、俺、その人にやり方絶対聞かないですもん、操作方法は。
それは自分で最低限調べるもんだと思うので。
そのうえでクリック数を見て、「このクリック数を見てどう判断するんですか?」とかだったら、まだ話分かるんですよね。
このクリック数の……クリックっておかしいよ、もうテンション上がりすぎてクリックの発音おかしいけど、クリック数の見方は操作なんで、それは質問じゃなくて「Googleに聞けよ」っていう話じゃないですか。
森田:「アナリティクス クリック数見方」でいいですよね。
前川:そう。だから、それが思い浮かばないのが問題だと思うんですよね。
だから質問力もそうだし、思考の問題だと僕は思うんですよ。
もっと言うと、これ雇われ感覚なんですよ、めっちゃ。
自営業なんやから自分で決めて、自分で調べてやっていくのが普通だと思ってて。
そのクリック数を見てどう判断していくのかっていう部分は、やっぱり分からない部分があるの、こういうのは聞いたらいいと思うんだけど。
材料を全部用意して出す
森田:じゃあ、いい質問はどんな感じなんですか?
クリック数を、まあ言うたら、勝手に調べました。
前川:「クリック数を調べました」「クリック数はこうです」と、「ユーザー数はこうです」と、これやったら「平均エンゲージメント時間、見られている時間、こうなんです」と。
こういう状況で、「このホームページで今は問い合わせがこんだけ起こってるんですけども、僕はこの問い合わせに持っていきたいんですけども、どこを修正したらいいですか?」みたいな感じやったら……。
森田:最高。
前川:「ああ、それやったら」って、すぐ分かるやないですか。
森田:はい。
前川:でもそうじゃなかったら、「クリック数何ぼあんの?」「ホームページどれ?」「どんなキーワード?」みたいなのを全部聞いて聞いていかないといけないんですよね。
だから、「それを全部材料として用意して出せよ」って話。
森田:ですよね。「そうじゃないと、あなた返ってくる時間めちゃくちゃ後になりますよ」っていう。
前川:そう。だから、すぐ答えもらえるような状況をつくるの、が質問者の何というか、具体的な答え。
これを聞いたらもう動けるっていうような質問をするのが、僕は質問力だと思うんですよね。
森田:そうですよね。だから前川先生にすぐ返信させないっていうのが、僕めっちゃ大事やと思ってるんですよね。
だから考えさせる。「このクリック数で、この問い合わせ数で、このホームページなんですけどどうですか?」って言ったら、見なあかんじゃないですか。
だからすぐ返せないじゃないですか。
僕、それがめちゃくちゃ大事やなっていうふうに思ってて。
前川:それは思いますね。
森田:こんなん、だって前川先生が代わりにコメント欄で「ここ見たら分かると思いますよ」って書いていて、それって前川先生が代わりに検索してあげただけで、一瞬で返信できるじゃないですか。
前川:俺に金払ってる意味がないんですよね、それやったら。
森田:そうです、そうです。
前川:そう、それはすごい思うし、あとはこのデータがないのに「このホームページどうですか?」っていうのも困りますよね。
ある程度、感覚では分かりますよ。
感覚では、自分では「これはあかんな」とか「いいな」とはあるけども。
森田:「せめてクリック数と問い合わせ数とかで照合させてや」っていうところですよね。
前川:うん。やっぱ俺、悪いと思っても当たるもんは当たりますからね。
森田:YouTubeもそうですもんね。
前川:そうそう。「これ面白いな」っていうのが全然当たらなかったりもね。
森田:全然当たらへん。あれは絶対当たらないです。
質問力は好奇心
前川:そう。だから質問力って、僕はもう結局、好奇心だと思うんですよね。
森田:好奇心、これまた深い話ですね。
前川:はい。言うたら、これ聞いてどうなんっていう話じゃないですか。
森田:はい。
前川:じゃなくて、「ホームページで反応取れるにはどうしたらいいんやろう、どうしたらいいんやろう」って考えてったら、めちゃめちゃいろんなものが見えてくるじゃないですか。
その力だと思うんですね、多分。
「これ見えてきた。これどうなんやろう?」って考えると、「あ、これこうやな。で、どうなんやろう?うわ、これは分からへんわ。うわ、分からへんわ。もうここまで聞かな分からへん、聞こう」みたいな。
森田:やったら、あれですもんね。
「これを見てこういうふうに自分は思ったんですけど、あなたはどうですか?」っていう聞き方ですよね。
前川:そう。自分の考え方があったうえで、「あなたはどうしてくれるんですか?」みたいな、「先生はどう考えるんですか?」みたいなのだったら、この考え方を変えれるじゃないですか。
だって……めっちゃ嫌われる発言しますよ。
森田:はい。
前川:100万いかへんような考え方、分かんないもん、俺。
分かんないから、だからこそ分からん人の考え方を入れてったらいいわけじゃないですか。
森田:はい。
前川:だから、あなたの考え方を出して、100万円以上が当たり前いく人の考え方を聞いて、この考え方を変えていかないと、やり方を真似とっても結局できないから。
森田:ですよね。こういう動画ほど伸びないんですよ。
前川:伸びない。バッドボタンめっちゃ付きますよ。
森田:めちゃくちゃ大事なとこですもんね、ほんまに。
前川:そう。
森田:そこをね、この前川雅治の頭から抜き出そうとしてない感がもったいなさすぎて。
前川:もったいない。だから、僕から何を抜き出すかっていうと、こういう見方もそうですし、僕が今までやってきたいろんな失敗経験とか、失敗経験をどう変えたのかとか、その経験を抜き出すのはめっちゃいいと思うんですよ。
だから「僕の経験を買え」と思うんですよね。
森田:うん、そうですよね。
前川:うん。「操作方法はGoogle買ったらええんよ」みたいな感じはすごい思いますね。
森田:ほんまに。もったいない、非常にもったいない。
前川:森田さんは質問するときはどんなことを意識されてたんですか?
森田:僕は現状を素っ裸にすることと、その現状が「こうじゃないかと思ってます」っていう自分の思考の仮説というか。
そこまでしてぶつけないと、それこそほんまに失礼やと思ってます。
前川:それは絶対そうですよね。
そう。だからね、これも言うよ。
「ホームページ集客困ってるんですよ。どうしたらいいですか?」みたいな、「いや、おまえリンク貼れよ!!」みたいな。
森田:ほんまに。
前川:「おまえのその出してるもんを見せないと分からへんやろ!」みたいな。
そこで「リンク貼ってくださいね」って言わなあかんわけじゃないですか。
「そのひと手間無駄やろ!」みたいな、めちゃくちゃ思いますけどね。
俺、悪口になってないですか? これ。
森田:悪口になってないですよ。だって、こういうのは多分メソッド生にも気付いていただかないといけないところやと思うんですよ。
前川:そうですね。言わないけないですよね。
そう。じゃないと恥かくと思うのよ、ほか行ったときに。
森田:コンサルの食い物にされるというか。
前川:ほんまね、こんなんで困ってたら。
森田:卒業できませんで、っていう。
前川:ねえ。これ答えてもらって満足してたら。
相手の時間を奪っているという感覚を持つ
森田:そうなんですよ。今日何かどっかのスレッド見てたら、「サイト貼ってください」みたいな返信を前川先生がしてたんですね。
「サイトっていうのはホームページリンクのことでしょうか?」っていう質問が返ってきてたんですよ。
「いや、取りあえず貼ったらええやん」って思って。
貼ってちゃうかったら「ちゃう」って言うし、「その確認何なん?」って。
何ていうんだろう、「『サイトっていうのはホームページリンクのことでしょうか。一応こちらのページです』って貼ったらええやん」って思うのを……。
前川:貼ってあってたらそのまま進むし。
森田:間違ってたら「ちゃう」って言えるじゃないですか。
でも、何なん? そのキャッチボールの多さというか。
前川:あれやね。「質問力」からそれてくるかもしれないけど、相手の時間を奪ってるっていう感覚を持ってた方がいいですよね。
森田:なるほど。
前川:「金払ってるからいいやん」って、もちろんそうなんだけど。
それはそうですよ。別にそこに対して反論する気はないけども、でも人としてやっぱりその部分は絶対持ってる方が、その人にとってプラスになると思うんですよね。
「金払ってるから偉い」っていうのは、俺それは違うと思ってて、うちも今までいろいろ払ってきたけど、やっぱりその辺は考えてやるし。
だから僕、時間を奪うって命を奪うもんだと思っているので。
森田:みんな一緒ですもんね。
前川:みんなその辺はめちゃめちゃ考えてやりますけどね。
森田:その分だけやっぱ自分が手間取って、自分の現状を把握して「こうちゃうか」と思って、それをぶつけるってなったら、僕この文字量にならないと思うんですよ。
前川:なるほどね。それはそうだね。
森田:化けもんみたいな文字量にならないとおかしいと思ってて、そうなると、何ていうんだろう、「お、こいつやってんな」って言ってかわいがってもらえるじゃないですか。
そこまでしないと、これは逆に悪影響を及ぼすんじゃないかなっていうところを思ってる。
前川:そうです。だからもう自分で自分を減点してしまいますよね。
森田:そうです、そうです。それはもったいないなと思って。
前川:質問するときはほんまに、その部分で自分の現状……みんな恥ずかしいかもしんないですよ、売上上がってないときって。
でも、それをさらけ出すことがめっちゃ重要だと思いますし、さらけ出すからこそ「助けたい」とか思われると思うので。
僕、売上2万の時からさらけ出しましたからね。
どんだけ恥ずかしいか、200万、300万に対して質問するのが。
森田:嫌やな。
前川:でもね、売上上がってる人って基本的に優しいっすよ。
人をバカにしないんですよね。
人をバカにする人って、あんま売上上がってない人ですよ。
森田:応援してくれますよね。
前川:うん。上がってる人って大体苦労してるから、分かるんっすよね、その苦労してる人の気持ちが。
だからこそ厳しくあれるんですよ。
森田:聞き方。
前川:聞き方、ぜひ意識してほしいなと思います。
森田:はい。ぜひ意識してください。
前川:じゃあ、さようなら。
森田:さようなら。
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