森田:今回はですね、「リピートに必要な施術時間っていうのは、目安あるんか」っていうのをテーマに撮っていきたいんですけども。
前川:なるほど。
森田:前川先生のどういうふうに施術時間を変更させてきたのかっていうのも聞いていきたいと思います。
そもそも、リピートに必要な施術時間ってあるのかどうかってことで、聞いていきたいと思います。
前川:オッケーです。やっていきましょう。
施術のゴールは何なのかをまず決める
前川:これもまたね、ちゃんと考えていかないといけないと思うんですね。
「施術のゴールは何なのか?」だと思うんですよ。
これありきじゃないですか。
森田:確かに。
前川:これが何か分からへんのに、何も決めれないんですよね。
何でもそう。ゴールは何なのかをまず決めていきます。
これも、先生が何を提供してるのかだと思うんですよ。
じゃあ僕の場合はですよ、大きく分けて2つあると思うんですよ。
1つは「結果」。
森田:「腰が良くなった」とか。
前川:そうそうそう。その「結果」ですね。
もう1つは、これも結果なんだけども、「癒やし」、癒やしの空間を提供、この2つがあると思うんですね、大きく分けて。
これをどっちにしてるのかだと思うんですよ。
森田:ああ。え? 治療院で癒やしの空間ってことですか?
前川:そうそうそう。癒やしの空間っていうか、癒やしの時間?
森田:マッサージみたいな?
前川:マッサージみたいなリラクゼーション系のやつもあったりするじゃないですか。
だから、「どっちですか?」なんですよね。
見てる人が、こっち側(癒しの空間)なんだったら時間で、じゃあどういった時間の価値を提供してるのかによると思うんですよね。
でも、僕がやってるのは施術結果、痛みについてやってるので、こっちなんですね、僕がやってるのは。こっちね。
こっちだったら、じゃああれですよ。考えてほしいんですよ。
「時間必要か?」なんですよ。
森田:ああ、なるほど。結果が出るんだったら、むしろ短い方がいいみたいな。
前川:もあるし、それはコミュニケーション取ったりする部分も必要になってくると思うので、1分でいいんかってそれは難しいかなと思うんですけども、「時間必要なんか?」って部分を考えないといけないと思うんですよ。
僕は「いらないな」と思ったんですよ。
森田:時間は?
前川:うん。
森田:初めされた時って、自費でバーンってされた時って何分で?
前川:僕は30分でやりました。
森田:そっから短くなった時は、一番短かったのは何分枠ですか?
前川:一番短かったのは、僕ね、これ真面目な話していいですか?
1回5分枠で挑戦したんですよ。
5分にしたら難しかったです。
森田:そりゃそうでしょう(笑)。さすがに。
前川:ちょっと難しかったです。ちょっと遅れられたりしたらもう無理ってなって。
10分もやったんですけど、10分は何か慌ただしいなと思って。
結局20分になりましたけど。
森田:20分枠。
前川:そう。だから時間って必要じゃないと思うんですよ。
森田:5分枠って何すか(笑)。
前川:5,000円5分でも、分単価1,000円なると思って、「できたらすごいやん」って思ってやったんですけど、ちょっと厳しかったですね。
いろいろやって、試してやってるんで。
だから、施術のゴールがどこにあるのかなんですよ。これがめっちゃ大事、本当に。
「結果を提供してるんだったら、時間を気にするな」なんですよ。
「自分自身のマインドセット」が大事
森田:なるほど。そっか。街中にあるような、60分3,000円みたいな、りらくるとかああいうマッサージ系って、入ってみて、50分やったらさすがにちょっと「ん?」って。
「いや、60分で3,000円やろ?」ってなりますもんね。
前川:なりますよね。そう。そこなんですよ。
だから「時間は関係ないよ」と、ただ、これなんですよ。
「じゃあ短ければ短いほどいいのか?」なってくるんですね。
それってね、僕は短くやる分にはいいと思うんですよ。
ただ、これが大事です。
「自分自身のマインドセット」が大事です。
「この時間で、俺は最大の価値を提供できる」と思ってやるかどうかです。
森田:ああ、なるほど。
前川:これめっちゃ大事ですよ。
最大の価値を提供できる、堂々と自信満々に、「これやってたらいけるから」ってやってたら、相手もそれ納得してくれますよ。
「これちょっと自信ないねんな。もっとやった方がいいと思ってんねんけど、経営のために」やったら、それは伝わりますから、うまくいかないです。
森田:確かに。美容室とかでも「5分でいけます」とか言われたら、それはそれで「ちょっと……」ってなりますもんね。
前川:ね。そうそう。自信満々にできるんだったら、全然僕はいいと思うんですよね。
森田:確かに。それを自信満々にいけるんなら、はい。
前川:その部分ですね。だから、「あなたのゴールは何なのか? どっちですか? こっちです。じゃあこの結果をあなた自身が出せる最大の最短の時間は何なんですか?」それでやったらいいんですよ。
相手も人だからね。「この人自信満々にやってくれてるわ」っていうのがあれば、それで十分じゃないですか。
お寿司握るのにめっちゃ時間かけてやってるのと、パッパッて出てくるのどっちがいいですか? ってなったら。
森田:もうパッパと食いたいですよね。
前川:パッパと食いたいし、パッパとやってる方がかっこよくないですか?
森田:かっこいいです。
前川:そんな感じだと思うんですよ。
森田:なるほどな。そっか。じゃあ今、前川先生が例えば、新しい店舗やるとかってなったら、何かもう20分枠って決めちゃって、そっから後、時短したりとかっていうのもないように、もう頭から20分枠でいくみたいな、多分そういう感じですよね。
前川:もう僕は20分枠でいきますね、頭から。はい。
森田:最初、やっぱ僕、始めた時とかは、「いやあ」とか言って最初60分枠で始めて、60分枠1万円みたいな。
結局そっから時短しにくかったですもんね。
前川:短いのから長くするのは簡単なんでね。
長くから短くは大変ですからね。
森田:大変ですよね。
前川:値段もそうです。高いのが安くするの簡単じゃないですか。
安いのが高くは大変なんで。
そんな感じでやっていかれたら全然いいかなと、僕は思いますよ。
あなたが思ってるよりもお客さんは気にしてないですから。
もし、「いや、でも俺はめっちゃ言われんねん」ってやったら、あなたが必要以上に気にしてるから、向こうがつっこんでくるんだと思うんですよ。
森田:ああ、なるほど。「うちは結果なんだよ」っていうふうに言えたらいいって話ですよね。
前川:そう。もう堂々と「うちが提供してるのはこれですからね。これでたくさんの人が喜んでくれてますけども、あなたは満足されないんですか?」ってスタンスでいいと思うんですよ。
だってたくさんあるじゃない。
「納得しないなら、よそ行ってくれたらいいですよ」でいいと思うんですよ。
そのスタンスでやってる方が、やっぱ選ばれますよ。
最大限の価値を提供できる時間は何分?
森田:なるほど。前川先生、じゃあ新規に対してはどれぐらいの枠で見られてますか?
前川:新規は、僕1時間です。60分。
これも理由があって、既存の人が20分枠じゃないですか。
20、20、20なんですよね。
で、60分枠だったらちょっと余裕もっていけるんですよ。
40分だと慌ただしいんですよ。だから60分っていう。
森田:最初始めた時とかは……。
前川:1時間です。
森田:もうずっと1時間ですか?
前川:はい。
森田:1時間以上やったことはないみたいな。
前川:ないです。それはもう30分枠2個押さえたら1時間やなみたいな。
何か予約表をいじらなくていいなみたいな感じです。
森田:なるほど。1時間かあ。そうなんですね。分かりました。
ということで、リピートに必要な施術時間はっていうふうなとこでしたけども、まず自分そもそもが、結果を売ってるのか、癒やしを売ってるのかっていうとこで、ほとんどこの動画見られてる方は結果だと思うので。
前川:結果だと思いますね。
森田:むしろ、短い方がいいよねと。
前川:いいよねと。で、「あなた自身が自分の最大限の価値を提供できる時間も何分なの?」と思うんですよね。
それでやったらいいじゃないですか。
それが1時間だったら1時間でやったらいいと思うし、30分なら30分でやったらいいと思うし。
「1時間なんやけど短くしたいねん」だったら、短くして、その価値を提供できるように鍛錬ですよ。
森田:確かに、そうですよね。別の動画でもあったんですけど、前川先生が言ってたのが、美容室、僕大体1時間ぐらいで見てるんですけど、パッて外出た時に50分しか経ってなかったら、「うわっ。10分もうけた」って。
前川:ね。最高じゃないですか。
森田:払ってる料金一緒やのに。
前川:いや、最高、最高。
森田:それってめちゃくちゃ納得やなと思って。
確かに、結果で同じ短くなるんやったら、髪の毛が。10分短い方がいいやんって。
前川:絶対そう。絶対いいと思う。絶対いい、その方が。
森田:それ、めちゃくちゃ納得するんじゃないかなと思います。
ということで、今回このリピートに必要な施術時間っていうのは、どういう考えでやっていくのかっていうことを伺いました。
ありがとうございました。
前川:ありがとうございました。
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