森田:今回は、「リピート100%の最大のポイントは何ですか」。
「100%」言うてますけど、単純にリピートを、例えば回数券売りにしても2回目の単発施術にしてもいいんですけども、とにもかくにも来た人がもう1回来る、お金をもっと払っちゃう、1,980円から1万円に、「1万円でも払うよ」と、ここには何が一番「核」となる考えがあるのかっていうふうなところをお聞きしたいと思います。
前川:なるほどですね。でも重要ポイントですよね、それ。
森田:そうじゃないと、それありきで、例えば「トークスクリプトがどうとか」っていうふうに活用するのもありやと思うんですよ。
「芯、ここやぞ!」っていうところをお伝えしていただきたいと思ってます。
リピートは来院前に決まっている
前川:オッケー。了解でございます。
まあ、院がありますよね? ここに来たのは初めてだから、これは2回目ね。
その前、こんな感じですよね。
ここでどうなん? ここで印象が良ければオッケーなんですよ。
ここで印象良ければ、2回目っていうのは基本的にオッケーなんですね。
僕が思ってるのは、リピートって、正直こっちが決まってると思ってるんですよ。
森田:えっと、来るまでですか?
前川:来る前がもう決まってるんですよ。
森田:顔合わす前っていうことですよね。
前川:そうです。ここで大半が決まってると思ってます。
ここでどんなイメージを持たせられるか、「ここっていいところやな。ここに自分通えるっていいことやな。すごいことやな。自慢できるな」みたいな感じで思われといたら、来たときに印象が余程悪くない限り、2回目は来ますよ。
ここをどれだけイメージを植え付けるかなんですね。
森田:なるほど。何でも準備で決まるんですね。
前川:そう。おすし屋さんも仕込みで決まってるわけじゃないですか。
だから、ここをもっと皆さん意識しないといけないんですね。
じゃあ、「どんなイメージを持たせていけばいいのか」です。
簡単に言うと、有名になればいいです。
森田:なるほど。有名・イコール・例えばインスタでフォロワーが何千人おるとか。
前川:有名・イコール・商品力があると思われるわけですよ。
森田:確かに。
前川:有名・イコール・限定性が出てくるんですね。「特別感」って言ったらいいかな。
有名・イコール・希少性が出るわけじゃないですか。
有名・イコール・価値があるわけですよね。
なので、こういったのを感じて来て、余程印象悪くない限り、2回目来ますよ。
だから、みんな(初回)ばかり注目してるけど、大事なのはここ(前段階)ですよ。
じゃあ、このイメージをどうやって植え付けるのか。これがSNSなんですよね。
だから、SNSをしっかり回すことがすごい大事なんですよ。
森田:ああ、そうか。そこで「あそこはええとこや、影響力ある人や」・イコール・「いい治療や。高くてもしょうがない」とか。
前川:そう。「知らない」から「知っている」でしょ?
「知っている」から「興味を持つ」っていうステップを踏んでいくわけじゃないですか。
来る前段階でそれが決まったらどうですか? 完璧じゃないですか。
森田:完璧ですね。
前川:だから、勝負はすべて自分が決めたい部分の前段階で全部決まってると思った方がいいです。
だから、ここ(初回)の印象で決まるのって、2回目のリピートじゃなくて、その後のリピートがここで決まると思った方がいいですね。
森田:なるほど。
前川:これで次が決まるんじゃないですよ。
これって、次の次で決まるんですよ。
森田:例えば院に来ました。初めて会いました。
2回目来ました。その初回の影響というか、それが3回目、4回目以降に……。
前川:そうです。後に出てくると思った方がいいです。
だから、「今、自分のここを何とか良くしたい」ってなったら、その手前を変えるのも大事だけど、その前段階もちゃんと見ていかないといけないですね。
SNSをこれからやる方へ
森田:なるほど。例えば「SNSなんかやったことないよ。前川先生!」っていう人が今見てたら、どういうふうに言われたりするんですか。
前川:そしたら、ハイブリッド集客メソッドに入ったらいいと思います。
森田:よし、入ろう。
マジで忖度(そんたく)抜きに入った人、ほんま売上上げていってるもんな。マジで。
前川:こういう考え方していくから、だから絶対必要なんですよね。
森田:これからやっていったらみたいな、SNSランキングみたいな感じになっていったら、何が1発目、どの媒体になりますか?
前川:これってなくて、2つぐらいはやったらいいなと思ってますよね。
だから、インスタとTik Tokやったらいいんちゃうかなと思ってますよね。
森田:激しく同意。
前川:それが今一番いいかなと思います。
一番結果につながりやすいのがそれかなと思うので、それをしっかりしていかれたらいいですよね。
これ、ほんと重要。リピート困ってる人って、リピートの対応見直すでしょう? 皆さん。
それももちろん大事なんですよ。
でも、前にほかの動画でも言ってると思うんですけど、減点方式。
減点さえされなければいいんですよ。
でも、例えば100点満点としましょうか、この来た瞬間がね。
来た瞬間、100点満点で減点されなければそれでいいんですよ。
でも、来た瞬間から70点とかで来てる場合もあるわけですよね? ここの仕込みが悪くて。
それならもうきつくないですか?
森田:確かに。もう30点マイナス食らってる。
前川:「行ったものの、ほかにいいとこあるんちゃうかな」って思われたら終わりですよ。
森田:確かに。それやったら、どれだけ体が良くなろうと、いい技術であろうと。
前川:「こうなってたら、もうここしかないわ」って、「絶対治すんやったらここやもんな」って思って来たうえで、減点しなければ2回目絶対来るじゃないですか。
これは僕がつくり込んだやつですよ。
なので僕は、前の動画でも言ってるけど、「どこよりも高く治せる」って言い続けてたんですよ。
これを取りたかったからですよ。
これを取ることで、これを全部得たかったんですね。
なので、僕自身は、最初の頃は「先生、高いの何で?」とか言われましたけど、途中から言われなくなりましたよ。
何でかっていうと、これが染み付いてきたからです、市場浸透ですね。
自分のマーケットに、自分の存在が染み出し始めたことによって言われなくなるんですね。
っていうことは、電話かかってくる・イコール・ほぼほぼ2回目来る前提なんですよ。
その流れをつくったんですね。
森田:なるほど。要は、こう言われたらSNSやってない治療家さんってまだ多いんか。
前川:多いでしょうね。そのトークもどうするかやね。
話それますけど、何で僕の講座の入塾率、来た人から入るのが高いかですよ。
説明会がうまいからですか?
もちろんそこもいろいろありますよ。
その前段階で決まってるじゃないですか。ほぼ入る前提で来てくれてるわけじゃないですか。
「何でなの?」って、ここの準備ですよね。全部同じです。
森田:そのもう1個前で決まってるっていうのは、言われたらほんま確かにですよね。
前川:流れ考えてたら、そういう傾向が結構強いので。
森田:「SNSなんかやってる暇ないよ」っていう人も多分多いですもんね。
「そんな、俺もう目の前の院経営だけで必死やで」みたいな人でも、やっぱりSNSに力入れていかないと、もう来たとき勝負でしかないってことですもんね。
SNSをやる暇がない人へのヒント
前川:来たとき勝負はきついですよ。
力ある人は、来たとき勝負でいいと思いますよ。
僕はそんな力ある者じゃないので、もうどれだけ準備して戦うかなので。
最後にヒントですね。「もうSNSする暇ないわ」っていう人に、とっておきの方法をお伝えして終わりにしたいなと思います。
消しながらしゃべりますけども、自分でSNSできないんだったら、患者さんにSNSやらせたらいいです。
森田:ん?
前川:これ、ポイントです。自分ができないんだったら、患者さんにSNSをやらせてください。
どういうことかというと、患者さんに自分の院のことを発信させてください。いるでしょう?
森田:ストーリーズとか……。
前川:ストーリーズとか、何らかの形で自分のSNSを投稿してもらってください。
毎日10人来てるんだったら、10人に拡散してもらったら、毎日100人、200人の目には届きますよ。
森田:確かに。
前川:1ヶ月で200人だとしたら、6,000人ですよ。
情報が年間6万人に届くんですよ。10年で60万人ですよ。
やったらいいじゃないですか。
自分でできないんだったら、頼み込んでやったらいいんですよ。
森田:そっか。「ハッシュタグ付けて」とか、「院の場所付けて」。
前川:「ホームページのリンク付けて」とか、「MEOのやつでもいいから付けて」って言って。
いいじゃないですか、それで。十分拡散力ありますよ。
広告費考えたら……。月に600でした? 200の……。
森田:600……。
前川:年間6万?
森田:「年間6万」って言ってましたね。
前川:6万でワンクリック100円やったらいくらですか?
600万円分の広告をタダで打ってるんですよ。そう思うたらすごくない?
森田:はい。しかも、そのお客さんのフォロワーさんっていうことは、お客さんに関係ある人らやから、信頼関係がありますもんね。
前川:濃いじゃないですか。
森田:ああ、そうか。
前川:「すればいいのにな」と思いながら、僕は見てますけどね。
森田:確かに。それぐらいやったら頼めますもんね。
前川:ぜひ、お試しあれ。
森田:はい、前川さんありがとうございます。
今回は、このような形で、リピート100%について最大のポイント、直近のものじゃなくて、そのもう1個前にまで気を配れるかどうかっていうふうなところについてお答えしていただきました。
前川:ここはめっちゃ大事です。
森田:ありがとうございます。
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