森田:では、まだおすし続いております。
前川:おお、もう始まったんですね。
森田:はい。
前川:オッケー。じゃあ、次は……。
森田さんの治療院の話
森田:治療院の話ですか?
前川:治療院の話していきましょうか?
ただ僕、森田さん、僕知ってたんですよ。
開業した時から僕は見てて、すごい勢いで伸びてるのを知ってたんで、その当時の話を僕聞きたいなって思って。
森田:はい。
前川:森田さんってここね。多分テロップ誰か入れてくれると思うんですけど。
まあユウダイさんですよ。
森田:ユウダイ。
前川:もう今は治療院されてないんですけど、もう開業初月で、初月で何ぼいったんでしたっけ?
森田:107。
前川:初月で107万いってるんですよね。
森田:はい。
前川:マックス何万いったんですか? ご自身でやってる時は。
森田:MAX120ちょいとかですね。
前川:あっ、そうなんですね。
森田:はい。
前川:じゃあ、もう早い段階で辞めたんですね、もう。
森田:7ヶ月ぐらいでもう新規取るのやめました。
前川:早っ。
でも、初月で100万、107万いってるっていうのが、やっぱり治療院経営してても10年、20年、30年やっててもいかない人とかざらにいるわけで。
何で初月で100万いったねん?っていう部分と、大阪・腰痛でSEO1位を取ったじゃないですか。
森田:取ってました、取ってました。
前川:何でやねんみたいな。
森田:分かんないですね、あれ。
前川:ね。その辺とかをちょっと聞きたいなとずっと思ってて。
森田:なるほど。
前川:大阪・腰痛でSEO取ることによっての反響とか、どうやったのかなとか。
絶対そんなん知りたいと思うんですよ、めっちゃビッグワードじゃないですか。
その辺聞いていきたいと思うんですけど。
開業を決めた時の状況は?
前川:まず最初の質問なんですけど、森田さん開業を決めた時ってどんな状況だったんですか?
森田:開業を決めた時?
前川:そうそう。開業する時の状況。
森田:普通に病院でPTやってて、ずっと残業で毎日安定して8時まで残業みたいなのなってて。
結構、僕、治療好きやったんですよ。
前川:えー、まじで?
森田:結構好きでした。
だから、普通に整形外科のことに関してその辺に合宿行ったりとか、だから、いうても日曜日の休み削って1万円払って勉強会に行くみたいな、やってたんですけど、何も報われへんやん!みたいな。
だから、金銭的に報われてないって感じですよね。
休み削って、お金払って行ってんのに何もバックはない。
患者さんから「ありがとう」とは言われる。
でも、それは新人でも言われる。
なぜなら、毎日リハビリしてるからっていう、その歯がゆさで。
前川:なるほど。でもそれがPTの常識じゃないですか。
森田:はい。
前川:その中で常識を打ち破って開業しようと思ったのは何なんですか?
やっぱり塾参加したからなんですか?
森田:そうですね。そのタイミングでたまたまその当時の塾の人の動画を何かで見て、「あ、開業できんねや」って。名乗らなければ。
前川:じゃあ、もう「開業って無理や」っていうバックがあったんですか?
森田:そうです。そうです。
前川:へー。
森田:「PTたるもの病院」っていうのが、やっぱり根付いてたので。
「あっ、そっか。そうすれば開業できんねや。じゃあ、辞めよう」っていう。
前川:へー。じゃあ開業する時って、もう病院辞めてから開業したんですか?
森田:僕は4年目の、4年目……PT4年目の春、4月から塾です。
で、まだ辞めてないです。
辞めたのはその12月です。
前川:はいはい。
森田:だから、僕、4年目の終盤の1月から……。
前川:独立?
森田:独立っていう形。
前川:じゃあ1月スタートみたいな感じなんですね。
森田:そうです、そうです。
塾に申し込むときに躊躇はなかった?
前川:それで、マーケティングでいったら約半年ちょい学んで。
森田:そうです、そうです。
前川:準備して開業ですよね?
森田:はい。
前川:でも、その時も経営塾って安くはないじゃないですか。
森田:そうですね。半年30です。
前川:ね。
森田:で、その後の……。
前川:高額コースもあって。
森田:そうですね。だから90万ぐらいですかね。
前川:それは申し込む時って躊躇(ちゅうちょ)なかったんですか?
だって、今まで経営とか無頓着やったわけじゃないですか。
森田:30はボーナス全つぎ込みでいけたんですよ。
前川:ボーナスあるんすか。
森田:そうですね。
前川:すごいな。
森田:PTはありますよ。
前川:へー、ええな。
森田:ボーナス全ツッパで、まあ。
前川:ボーナス、全然って言ったらあれやけど、いけますよね。
森田:いけます、いけます。
前川:躊躇(ちゅうちょ)ないっすね、それやったらね。
森田:でもまだ僕半年やって、10月から次60万の商品。
それはさすがにびびりました。
前川:ああ。
森田:別に24回払いしたら月5万とかで何とかなるかっていう。
何よりみんな「行く」って言ったんで。
いわば置いていかれるっていう劣等感からで。
前川:なるほどね。
森田:結果、行って良かったですよ。めちゃくちゃ僕は良かったですよ。
で、1月からって感じです。
何故初月から107万円いったのか?
前川:スタートがね。
で、1月スタートでいきなり104万?7万?
森田:7、はい。
前川:結構、動画見てる人も「何でそんな初月で107万いくねん」、ゲップ出まくるわ。
「107万いくねん」みたいな感じやと思うんですけど、107万いった秘訣、あるとしたら何だと思います?ご自身で。
森田:「恐怖心を捨てて、広告をかけ続けたこと」じゃないですか。
前川:おお。
森田:僕、107万のうち、広告費47万です。
前川:もう半分広告費なんですね。
森田:はい。でも、47万かける必要性を感じさせてもらえたから。
前川:なるほどね。
森田:「47万かけよう」っていうのはもちろんなかったですよ。
僕は20ぐらいでもヒーヒー言うてましたから。
当時売上たら全部入れろっていう。
前川:ああ、なるほどっすね。
そっか、そっか。それでも勇気いるじゃないですか。
森田:はい。
前川:でも、「売上上げたら入れろ」じゃないですか。
森田:はい。
前川:上がったわけじゃないですか。
森田:はい。
前川:なんで上がったんですか? いきなり。
だって、ほとんどの人って「1ヶ月目上がらなくて当然だ」と思うてると思うんですよ。
何で上がったん?
森田:ああ。何で上がったというか、当時は「やれ」って言われたことを、何の色を付けることもなくやりましたね。
前川:何やったんですか? ちなみに。
森田:「このトークスクリプトそのまましゃべれ」って言われたら、そのまま記憶してしゃべるっていう。
「それで結果出えへんかったら文句言うたろか」っていうぐらいの感じで、「俺は色付けてないぞ。そのまんまやったぞ。さあどうだ」ってなったら、いっちゃったんですよね。
前川:トークスクリプトは分かりますけど、来るのが来ないじゃないですか? ほとんどの人が。
森田:ああ、来るのが来ない、それもだからあれですよ。
当時、だから「前川雅治ってやつがおる。そこのホームページ、パクれ」言うて。
前川:そこで出てくれたんですね。
森田:そうです、そうです。
前川:いいんか、悪いんか分からんけど。
森田:「了解しました!」言うて、タタタタタタって。
で、「この業者や」って、「はい、分かりました!」って言うたら、「その30万、ホームページにかかる」って、「分かりました」って。
タタタタタタ、「はい、ページ投げました。上がってきました」「それ広告費かけるだけや」って、それも「ふんふん」言うてただけで。
前川:言うたら言いなり状態ですね。
森田:そうです、そうです。
前川:そのホームページとかにかけるのも、怖いじゃないですか。
だって、いうたら講座にもお金払ってて、ホームページも金払って、運用にも金払うわけでしょう?
森田:怖いです、怖いです。
前川:余裕あるわけじゃないじゃないですか。
何でそれができたんですか?
森田:まず、その先生がやっぱ好きでした、僕は。
その塾の先生が好きやったんで、もう心中とはいかないですけど、「もうしゃあないやろ。この人が言って無理やったら」。
前川:なるほどっすね。
森田:はい。
前川:もう、最後の砦みたいな感じやったんですね。
森田:そうです、そうです。
もうしゃあない。
いきなり100万超えられると思ってた?
前川:実際それをやって107万いったわけですけども、実際それは、もういけるものやと思ってたんですか?
100万いきなり超えるって。
森田:でも、あれはありましたね。
その先生が90弱ぐらいが初月、その先生超えるってことだけです、僕は。
利益じゃなくて、「その先生の売上を超える」っていう、それだけを目標にってなったら、もう広告費かさますしかなかったというか。
前川:なるほどっすね。
森田:はい。
前川:それで、順調にいかれたと思うんですけど。
森田:でも僕、2ヶ月目40万とかですよ。
前川:えっ?
森田:広告の業者変えちゃったんです、そこで。
前川:何で変えたん?
森田:「クリック単価が下がるよ」って言われて。
「えっ、下がるんやったら下がる方がいいわ」っていったら、情弱ですよね。
前川:ああ。そのままやったら良かったですか?
森田:1月の初月は自分でやったんですよ、何も知らんくせに、ちょっと教えてもらったことを。
それで160円、170円とかのクリック単価で、それが「120円とかで全然回せるよ」って言われて回したら、何か悪くなった。
でもそれは2月やから悪いのか……。
前川:それ、何だと思います?これ。
でも、僕あんま季節関係ないと思ってるんですよ、正直。
森田:何だろう?
前川:なんで、自分でやった方が大体良くないですか? 数字。
森田:何でなんですかね? 分からへんですわ。
前川:これトロ臭いわ。
森田:(笑)。
前川:映ってないと思うけど。トロ臭いわ。
森田:そこで思うたのは、やっぱどんだけ費用がかさんでても、「良くいってることは変えたらあかんな」っていうのは。
前川:そうですね。
森田:それは今でもめちゃくちゃ教訓です。
その、「これどうしよう?もっと良くなるやろな」っていうときに、毎回それを思い出します。
「いや、あかん。変えたらあかん」って。
前川:めっちゃ分かる。自分が決めた利益が出てるやつは、いじらん方がいいですよね。
森田:うん。それはクリック単価が下がる方がいいんですけど、47で107出してんからいいやんって。
前川:結局、知れてますからね。20円下がったところで。
森田:そうなんですよ。
前川:5万前後ですからね。
森田:でも、そこにやっちゃって。
やばかったですね、そん時は。
前川:引っかかった。イカが喉に詰まりそうになった、今。
売上が下がった時にどう修正したのか
前川:でも、2ヶ月後に40何万に下がって、やっぱ焦るじゃないですか。
森田:焦ります、焦ります。
前川:2ヶ月後は広告費どれだけつぎ込んだんですか?
森田:40ぐらいいってますよ。
前川:じゃあ、利益ないじゃないですか。
森田:ないです、ないです。家賃も生活費もマイナスで。
前川:そこで、どういうふうにそれを捉えて、どう修正していったんですか?
森田:当時の仲間たちに何をやってきたかみたいな裏側、背景を、「こういう時はこう考えた。ああいう時はこう考えた」っていうのをめっちゃ聞きましたね。
だから、結果的にそこの上位コースに行っといて良かったんですよ。
前川:ああ、情報を取れたからね。
森田:はい。
前川:それで3ヶ月目はどうやったんですか?
森田:3ヶ月目はまだ60ちょいぐらいで、4ヶ月目に100ちょいとかで、5ヶ月目で120ちょいとかっていう、てててててっていう感じで。
前川:なるほどっすね。
森田:2月、3月でしくった広告をまずは止めて、自分のやつにまた戻して。
前川:そっか、そっか。
じゃあ、自分でやってたからすぐ戻したんですね。
森田:そうです、そうです。
前川:なるほどですね。
だから、いろいろ経験してるんですね。
順風満帆じゃないんですね。
森田:全然、全然。
前川:そっか。
森田:そうなんですよ。しんどかったですね、当時は。
前川:それ何年前ですか?
森田:5年、6年。
前川:そんな経つんですね。
森田:6年前ぐらいやと思います。24の……、そうですね。
前川:すげえ。院名言っても大丈夫ですか?
森田:大丈夫ですよ。
前川:もう、今関わってないもんね。
森田:はい、関わってないです。
前川:リクシスでしたっけ?
森田:はい。
前川:何かリクシスって、家建てるときに行くとこもリクシスじゃなかったですか?
森田:あそこリクシル。
前川:リクシルかあれは。
森田:はい。
前川:意味あるんですか?リクシスって。
森田:僕、当時ピラティス習ってたんですよ。
ピラティスってすげえ軸、軸、軸って言うんですよ。
だから軸がぶれてるから、そんないらんところに痛みが出るって。
で、僕リハビリやってたわけじゃない?
リハビリの「リ」って、リターンの「リ」じゃないですか。
だから「再び」みたいな。
軸って「アクシス」じゃないですか。
それをくっつけたみたいな。
前川:誰も分からんやん、そんなん。
森田:分かんないです、分かんないです。
前川:なるほど、意味があるんですね。
森田:はい、意味はあります。
「なんちゃら整体院」って付けるよりももう……。
前川:それはあるっすよね。
森田:はい。
運転資金は絶対に持った方がいい
前川:でも、やっぱり思い切り大事っすよね、起業したらね。
森田:思います。もう僕2ヶ月売上立たんかったら死ぬっていう状況で、親に頭下げて金借りて、2ヶ月売上が……。
前川:それ、ちょっと今の、治療院やる時にキャッシュ持たずにやる人多いじゃないですか?
できるじゃん、安く。
安くできるのはできるけど、その先考えてへん人多いと思うんですけど。
やっぱキャッシュ持った方がいいですよね? 最初ね。
森田:絶対あった方がいいと思います。
もう、国金とかで借りまくって、銀行でも借りてでも、とりあえず運転資金は絶対。
前川:絶対持った方がいいですよね?
森田:はい、絶対。
前川:これぶっちゃけて言いますけど、治療院経営って僕簡単やと思ってて。
みんなこの金借りるってことしないんですよね。
だから、金借りて、講座受けて、ホームページ作って、広告回したら、後はうまくいきますからね。この金を用意したらうまくいくんですよ。
森田:そうなんですよ。だから運転資金って、例えば5万しか使えません。
じゃあ、それなりの売上にしかならないじゃないですか。
その5万を20万使えたら、売上単純に4倍になるわけじゃないですか。
前川:はいはい。
森田:だから、5万の広告費を1ヶ月で使うのか、20万の広告費を1ヶ月で使うのかっていうゲームでしかないと思うんで。
前川:そうですよね。
4ヶ月使うんやったら1ヶ月使った方が濃いもんね。
森田:そうです、そうです。
前川:カルピスの原液理論ですよね。
森田:そうです。原液に近付ければ。
前川:ね。
森田:水で薄めまくって4ヶ月で、5、5、5、5の20万だったら、「えっ? 1ヶ月でまとめれるやん」っていう。
前川:絶対いいですよ、その方が。
ほんまに、まじで変わりたい人って、講座行って。
講座行かないと何でいけないかというと、ちゃんと知らないといけないんですよね。
知って、ホームページ作って、広告出してっていう、これをやれば大体いけますからね。
森田:いけます、いけます。絶対いけます。
前川:そういう型をちゃんと知っておくっていうってめっちゃ大事ですよね。
森田:それ、ほんま。
でも広告大事で、当たり前ですけどね。
前川:当たり前ですもんね。
森田:当たり前です。
広告が何か悪いとか、そんなんじゃなくて、「出さな無理やもん!」っていう。
前川:ね。
森田:はい。
前川:そんな感じです。
こう、いろいろしゃべってたん、いったんこれまた終了しますか? 食い終わったし。
森田:はい。
前川:そんな感じでまた、さいなら。
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