森田:そしたら、今回は「売上よりもフォーカスすべき重要指標」というか、売上だけフォーカスされてる方って特に多いと思うんです。
前川:多いですよね。
森田:前川先生の動画でもそうですけど、「月商100万いきました」みたいな、そういうふうな感じで、「月商100万」っていうのが1つハードルになってきてるとは思うんですけども、それは見栄え上そうしてるだけであって、「ぶっちゃけこうやねんで」っていう、そこの辺が。
前川:裏側ですね、また。
森田:そうです。また裏側です。
前川:オッケー、裏側話していきたいと思います。
じゃあ、この動画を見てもらってる人の人生が本当にどうなっていくのかって話をしていきたいなと思うんで。
森田:そうです、そちらを。
前川:ぜひ、最後まで見てもらえたらと思うんですけども。
森田:どうせ多分経営するんだったら、中長期的に経営していかないといけない。
じゃあそのためには、前川先生も言うた、長いわけですから、「こういうふうに考えてやるんだよ」っていう。
前川:オッケー。もう全然しゃべれますわ、今ので。
森田:お願いします。
100万はスタート地点
前川:まず「月商100万」というのは、いかないと何もかなえられないから。
森田:確かに。
前川:もうスタート地点に立ってないんですよ、まず月収100万いってないって。
だから、月に100万はまずいかないといけないんで、いくまではもうがむしゃらに100万だけ目指したらいいと思うんですね。
でもそれ以降ってなったら話は別で、やっぱり考えないといけなくて。
ここ本当に考えた方がいいですよ、絶対に後悔するから、これ考えなかったら。
森田:実体験ですか?
前川:実体験です。僕1回燃え尽き症候群になってますからね。
森田:えっ?
前川:半年間ぐらいうつ病みたいになりましたよ。
森田:まじっすか?
前川:まじっす、まじっす。
森田:えっ?何年前ぐらいから?
前川:何年前やろう、7年前ぐらいですかね。
300万達成した後半年間ぐらい、僕何か無気力になりすぎてやばかったです。
森田:へー。
前川:そう。もう300を目標に走り続けたんで、達成した後、何していいか分かんないんですよ。
森田:金額設定っていうのが良くないってことですか? 要は。
前川:お金だけを設定したら良くないんですよね。
森田:なるほど。
前川:だから、何かこういうのってやっぱり「理想のライフスタイルどうしたいのか?」なんですよね。
「自分はこうなったらもう満足だっていう状況をまずつくらないと」と思うんですよ。
でも、それってやっぱりいってないときって、こんなん言っても「そんなことより今の生活や」ってなるから、「まず100万はいけ」だと思うんですね。
森田:確かに。
理想のライフスタイルを考える
前川:100万いってしまったら、100万でもまだ足りないですけども、まずいってしまったら、まず理想を掲げた方がいいと思うんですよ。
「どんな人生を歩んでいきたいのか」、これはすごい大事だと思うんですね。
森田:それは、何歳の時に何をしたいとか、そういう……どういう理想の付け方みたいな。
前川:いや、まじでそれでいいと思うんですよ。
まずゴール決めないといけないと思うんですよね。
このゴール、僕の中では40歳引退だったんですよ。
森田:なるほど。
前川:この引退って、どうなったら引退なのかってバーッて決めないといけないですよ。
僕がスタートしたのが26歳ですよね。
26歳スタート。で、僕の中ではこんなん考えなかったんですよね。
スタートした時に決めたことはこれです、「3年で300万」だったんですよね。
森田: 3年で月300万ですね。
前川:月300万。
森田:なるほど。
前川:月300万、これを達成することだけを頭に走ってきたんですよ。
それだけしか考えてなかったんですね。
じゃあいざいったら、これいったらどうすんねんって話なんですよ。
29歳、どうしていいか分かんないんですよ。
ここでもう無気力ですよね。燃え尽きみたいになったんですよね。
森田:ああ、その時がですね。
前川:うん。「じゃあ、もっと目指したらいいやん。300万ぐらいで何言ってんねん」って思ってる人もたくさんいてると思うんですけども、この時の僕からしたら、300万って年収が月収になってるわけで、テンション上がるからそれしか見てないわけじゃないですか。
森田:確かに。
前川:実際、これなったら別に生活は困らないんですよ。
「生活困らない。でも別に上を目指すっていうのにもなってない。じゃあ、どうしていいか分かんない」で、燃え尽きになったんですね。
この時に僕はいろんな人と会って、いろんな経営者の考え方を聞いて、自分の中で考え方を構築し直してこれ(ゴール)を作ったんですね。
森田:ふーん。
前川:そう。だから、理想のライフスタイルってやっぱ考えないといけなくて、僕の中で引退って、完全に仕事辞めるわけじゃないんですよ。
ここはもう、自分の成功の終わりなんですね。
「自分の成功を追いかけるのはもう終わりにしよう」みたいな。
ここからは「人の成功を追いかけよう」と思ってるんですね。
森田:えっ、それって今もじゃないんですか?
前川:今もですけど、でも今のこの僕の状況で「人の成功だけを見てます」言うても、うそくさいじゃないですか。
森田:なるほど。
前川:「おまえそんなに資産持ってんのか?」って言われたら、一生を守れるぐらいの資産はないわけで、40の時にはもう資産だけで生きていける状況にしたいんですね。
森田:なるほど。
前川:だから、この自分の成功というのは「もう僕は働かないですよ。働かなくても一生生きていけるような資産の収入がありますよ」っていう状況をつくりたいんです。
森田:ああ、だから仮想通貨とか株に突っ込みまくってるんですね。
前川:そうです、そうです、そうです。
それでいろいろ失くしてるんで逆効果か、みたいな感じはするんですけど(笑)。
ここで引退したいんですよ。
これ以降は、本当に人の成功のためにどんだけ向き合えるか。その自分と出会いたくて。
この中では50歳になったら、本当にもう語るだけ。
森田:語るだけ。
前川:僕が語ることによって、その人が影響受けて、人生変わっていってくれるみたいな、そういった人間力を身に付けたいなっていうのがこの中のゴールなんですね。
森田:なるほど。もう高橋がなりみたいな。
前川:ちょっと分かんないですけど、マネーの虎みたいなやつですよね?
森田:そうです、そうです。
前川:そこになりたいなっていうのがあるんですよ。
森田:なるほど、なるほど。
前川:だから、僕はこの理想のライフスタイルを築かない限り、何かないんですよね、ゴールが。
特に治療院経営者さんって、特に一人治療院経営者さんって、これをちゃんと決めておかないと「一生治療院経営するんですか?」だし、「一生できるんですか?」なんですよね。
もうはっきり言います。絶対無理ですから。
森田:なるほど。じゃあ、これ今動画見てる人で「いや、そんな理想のライフスタイルとかあっても、私もう今がカッツカツやねん」と。
「そんなことまで考えてる暇なく、とりあえず今の売上上げるために頑張らなあかんねん!」っていう人がいたら、その人に向かってはどういう感じですか?
治療院経営は手段の1つ
前川:「まず、100万はいけ!」と。「100万いってからや!」って話なんですね。
だから、100もいってないのにこんなん言っても、それは分かるんですよ、僕もそうやったから。
森田:確かにそうですよね。
前川:だから、100はまずいきましょうね。
だから僕、100を最低ラインとして講座を開いてるんですよね。
100超えてきたらある程度余裕も出てくるし、マーケティングもある程度何となく感覚はつかんでくるから。
で、僕の塾生さんとかやったら、また新しい事業立ち上げたりとかしてる人が多いんですけども、なぜかというと、こっち側(理想のライフスタイル)に近付いていくためじゃないですか。
森田:新しい事業ってどんな?
前川:多いのは、技術セミナーする人も多いし、自分が得意なマーケティングの方法を教える人も多いし、全く別のことする人もいてますし。
森田:なるほど。
前川:結局手段なんでね。僕たちって理想のライフスタイル、理想の人生をかなえるための手段の1つとして治療院経営を選んでるわけじゃないですか。
だから、別に治療院経営で一生過ごさなあかんわけでもないですし、「いや、俺は治療が好きだから一生すんねん」っていう人も、それは治療院しか知らないからそれ言ってるだけで、「ほかのこと見たことあるんですか?」って僕は思うんですよ。
ほかのを見たうえで治療院だったら別にいいんですけど、見てないのに言ってるわけじゃないですか。
森田さんも治療院やってて、「やってられるか」って言うてアフィリエイトやって、「やってられるか」って言うて、今このYouTubeやってるわけじゃないですか。
森田:そうです、そうです、そうです。
前川:だから、本当いろんな選択肢はあるので、やっぱり視野を広げるためにも早く100を達成して、自分の理想は何なのかなっていうのを掲げて、それを達成できる仕事を選ばないといけない。
森田:なるほど。
前川:どの仕事を選ぶかで、やっぱり人生って僕決まってくると思うんですよ。
これ言ったら批判くるかもしれないけど、僕は「治療院経営で理想の人生かなう人なんて1人もいない」と思ってるんで。
これ、ロバート・キヨサキさんの『金持ち父さん貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』ね。
ここにないかもしんないけども。
森田:ないですね。
前川:見てもらったらと思うんですけど。
E、S、B、Iで仕事分けられてて、もう確実に、これ絶対ですよ。
ここはその、絶対なんですよ。絶対右側に行かないと理想のライフスタイルなんか100ないと思ってますね。
右側が何なのかっていうと、言ったら仕組みを持ってる人なんですよね。
お金が入る仕組みを持ってる人。
森田:ああ、だから治療院で言うたら、それこそ多店舗、10店舗とか持っててとかっていう人はBですよね。
前川:そうですね。Bになってくる。
森田:ビジネスオーナーですよね。
前川:ですね。でも、あの本では500人以上雇用してなかったらビジネスオーナーに当てはまらないので。
森田:へー。
前川:あの本ではね。
ってなると、結構きついと思うんですよね。
だから、B、Iにならないといけないんですよ。
「じゃあ、どのような形でB、Iになっていくのか?」っていうのを考えないといけないですね。
森田:なるほど、なるほど。
前川:これを考え出したのが30の時なんですよ。
それまではSで、これ僕たち自営業者ですね。
森田:はい。
前川:自営業で稼ぐのが格好いいと思ってたんですね。
「自営業者で年間1億稼ぎます。めっちゃ格好いいやん」と思ったけど、でも止まったらゼロなんですよ。
「そういう人生歩んでるのが理想なんですか?」なんですよ。
僕は理想じゃなかったんですよ。
止まっても大丈夫なようにするのが理想だったんで、だから僕は右側の世界に行かないといけないなと思って、すべての仕事を構築し直したっていう感じなので。
森田:なるほど。
前川:はい。だから、今見てる人はおそらくEか、Sなんですよね。
森田:そうですよね。
前川:もう今の日本で、ここでいい人生なんて絶対待ってないわけじゃないですか。
森田:Eは従業員ですよね?
前川:従業員、雇われね。
もう一生、生涯雇用なんてまずないだろうし、退職金なんか減っていってるし、いつクビ切られるか分からへんのに。
だから、国が副業勧めていってるわけでしょう?
森田:はい。
前川:ここを対象にビジネスしてるSが、僕たち自営業者がうまくいくわけがないんですよ。
森田:確かに。
前川:じゃあ、これもうダメになるんですよ。
だから今みんな仮想通貨に入ってきたりとか、株推奨したりとかしてるわけでしょう?
森田:はい。
前川:だから、どのような形で右側に行くのかっていうのを早く意識した方がいいかなと思いますけども、まずはでも今の状況で100万達成しないと、そんなん見れないと思うから、「まず100万いきましょうね」っていうのを、僕は言い続けてる感じですね。
森田:なるほど。「100いった後にこういうこと考えていかなあかんよ」ってことですよね?
前川:そうです、そうです。
森田:確かに。そうじゃないと一生、一生ほんまに自転車操業ですよね。
前川:そうですよ、本当に。
森田:ハムスター状態。
前川:ハムスター状態ですよ。
森田:ですよね。
前川:ジャンガリアンにしますか? ジャンガリアンでしたっけ(笑)?
森田:ジャンガ……そんな(笑)。
前川:ジャンガリアンハムスターね。
森田:なるほど。
前川:だから、理想のライフスタイルを掲げること。
それから売上はもちろん大事だけども、売上じゃなくてやっぱり利益も大事でしょう。
利益も大事だけども、「どのような形で利益を生み出すのか?」っていうのはもっと大事になってくる。
だから額よりも質っていうのを、途中からは見ていった方がいいかなと僕は思ってます。
森田:なるほど、分かりました。
「今、絶対稼がなあかんねん」って方ももちろん多いと思いますし、それはそれで必要なことやと思いますけども、「その先にこういうこと考えていかなあかんねんぞ」っていうことですよね。
前川:そうですよ。だから、ここがあるからこそ、ここを早くしないといけないんですよ。
だから切迫感持って、早く100っていうのを達成してほしいなと思います。
森田:なるほど、分かりました。
今回の動画はこれで以上です。ありがとうございました。
前川:ありがとうございました。
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