森田:前川先生、今回は「ヘッドラインのずる賢い作り方」っていうことで。
前川:いいですね。面白いね。
森田:「ヘッドラインの必要性ってそもそも何なのか」「どう作っていけばいいのか」っていう、この2段落としでやっていきたいと思います。
前川:オッケー。
森田:結構悩んでる人って、「何がええんかな?」って思って人も多いと思うので。
前川:あるんですよね。めっちゃ重要。
森田:はい。僕こんなことしてますけども、ちゃんと答えていきます。
前川:はい。
森田:ということで、この中身なんですけど、ヘッドラインの重要性からまずお話ししてもらえますか?
前川:オッケー。
ヘッドラインは人でいう見た目
前川:まず、ヘッドラインがちゃんとしてないと、それ以降何も見てもらえないわけじゃないですか。
森田:なるほど。
前川:言うたら、もう見た目みたいな感じです、人で言う。
見た目悪かったら、どんだけ性格良くても、見ようと思わないでしょう?
森田:見ようと思わないですよね。
前川:「見た目めっちゃ悪いわ。でも中身めっちゃいいんやな」とか思わないじゃないですか。
見た目悪かったら、「もう興味ないわ」ってなるでしょ。
ヘッドラインってそんな感じですよね。
森田:じゃあ、本の表紙とかもですか?
前川:そうです。表紙も「うわ、めっちゃ面白そう」で見ちゃうじゃないですか。
本当に見た目。その広告の見た目を決めるのがヘッドラインだと思うので、超重要。
森田:そっか、それ以降どんだけいいことを書いてても、本も一緒ですよね。
本の中身でどんだけ素晴らしいこと書いてても、見た目、一番パッと目に入るところが、要はヘッドライン。
そこが目立つか、目立たないかってところが、すごく重要ですよね。
前川:重要。
森田:治療院のホームページとかで、「ヘッドラインをちょっと変えただけで、こんだけ変わった」、逆に「悪くなった」っていうのは、やっぱ変動するものなんですかね。
前川:むちゃくちゃ変動するものですよ。
森田:下はどんだけ変えてなくても?
前川:下は変えてなくても。
森田:ヘッドライン1つで低くもなれば、ヘッドライン1つで悪くもなる。
前川:そうです。ショートヘアの女の子とロングヘアの女の子で変わるでしょう?
森田:変わります。
前川:そんな感じですよ。
森田:(笑)。
前川:これはマジで。
ヘッドラインはどういうふうに作っていくのがいいのか
森田:なるほど、そっか。分かりました。
じゃあ、「ヘッドラインっていうのをどういうふうに作っていくのがいいのか」っていうところは、どういうふうに考えるんでしょうか?
前川:きっとこの動画見てくれてる人って、初心者の方から詳しい方まで、いろいろいてると思うんですけども、よく言われるのがスワイプ。
「反応取れてそうな見出しをそのまま、まねましょうね」っていうことをよく言われると思うんですけども、もちろんそれも大事だと思うし、やったらいいと思うんですね。
「どうすんねん」って言うと、例えば僕は大阪ですけど、東京で「東京 整体」とかで調べて、上位に出てくるホームページで、「何かここ良さそうやな」って思うホームページのヘッドラインを参考に作らせてもらうとかしていくのもいいと思うんですけど。
めちゃめちゃ簡単なのは、自分が集めたい患者さんっているじゃないですか。
「こういう人に来てもらいたいな」って。
じゃあ、「その人たちが信じて受けてる治療って何なのかな」って考えますよ。
絶対信じてるものがあるじゃないですか。
例えば、膝が痛い人を集めたいなって思ってるんだったら、「膝の注射打ってる」とか、「サメの軟骨飲んでる」とか、分かんないですけども。
そういう何か自分が集めたい人が信用してるものっていうのを、まず知ってしまえば、それを否定してしまえばいいんですよね。
「膝の注射、サメの軟骨、そんなん飲んでも膝の痛みは治りませんよ。知ってましたか?」とかって言ったら。
森田:ハッとしますね。
前川:「え! そうなん? 私信じて、もう1年やってるで」みたいな。
もう先を読むじゃないですか。
そういうふうにして作っていくんですよ。
森田:なるほど。何を信じてるかってとこですよね。
前川:そうそう。信じてるものを否定されたときに、「え? ほんまに?」ってなるじゃないですか。
森田:そっか。例えば、あれですね。
「コピーライティング」ってなったら、「写経しましょう」みたいな、鉄板で言われると思うんですけど。
「まだ写経してんの?」とかって言われたら、多分コピーライターの方々ってハッとしますよね。特に初心者の方とかは。
前川:「写経なんかより、もっとやり方ありまっせ」とか言われたら、「え? マジで」みたいな。「写経嫌やってん」みたいな。
森田:「ちょうど写経嫌やってん」ってなりますよね。
前川:なるじゃないですか。
森田:なります。
前川:だから、信じてるものを否定するっていうのは、めちゃめちゃやりやすくて、インパクトが大なんで、めちゃくちゃお薦めですけどね。
森田:なるほど。「信じてるものを、どういうふうにキャッチしていくか」っていうところはどうですか?
前川:実際、今患者さんで来てる人とかだったら、患者さん来たときに、「今までどんな治療受けてきました?」とか、「その痛みを和らげるために、どんなことしてきました?」って聞いたら、いろいろ言ってくれるじゃないですか。
それをブワーッて一覧にして、多いやつを否定してしまえばいいですよね。めちゃめちゃ簡単。
これから治療院をやる方へ向けて
森田:「今やってるんじゃなくて、これから治療院やるんだけど」っていう方に向けては、何かありますか?
前川:オッケー。今から治療院やる人でも、おそらくほとんどが勤務してると思うんですよね。
だからもう、自分の周りに答えって腐るほど眠ってるんで、その答えを今のうちから集めとくって感じですよね。
森田:そっか。何かしら絶対いますもんね。
前川:絶対います。
森田:独立してようが、してなかろうが、患者さんとは接してる方ばかりですもんね。
前川:そうです。だから、その技術を磨くのも、もちろん大事だと思うんですね、雇われてる時に。
それも大事だけども、自分が診てる患者さんがいて、「どんなことを受けてきてるのか」とかめっちゃ大事だし、「どんな気持ちになってるのか」とか。
その感情とかを肯定するってまたインパクトがあるし、その感情を否定するっていうのもいいし。
今僕は分かりやすいので治療法でやりましたけども、ほかにもいろいろあるはずなんですよね。
そんなんをしっかり知っておけば、見出しなんて、ヘッドラインなんて、腐るほど作れるじゃないですか。
森田:そっか、そこでいかに目が止まるかというか、ハッとするか。
「え! そうなん?」ってのめるかっていう要素が、一番ヘッドラインには必要な要素ですよね。
前川:そうです。うまくいってない人って、「何か格好良く決めなあかん」みたいな、「うちで治ります」みたいな。
治ります系は、昔は良かったと思うんですよ、みんなやってなかったから。
でも、今みんな治ります系じゃないですか。多分迷いますよ、見てる人からしたら。
森田:確かに。あそこもここも「治る」って言ってますもんね。
前川:「治れへんやん」みたいな。
森田:確かに(笑)。
前川:それやったら、もうそんなんじゃなくて、「何かそうやねん」みたいな。
「私、今こんなやねん」みたいなやつがいいと思うし、それも1つやし。
もう1個、めっちゃ簡単なやつは、実際来てる患者さんをそのまま使えばいいと思うんですよ。
ヘッドライン、何でもうみんなこうやって、こういう先生が出てくんのかなって。
「これ7年、8年前のやり方やで」みたいな感じに思うんで、変えたらいいと思うんですよね。
森田:お客さんの顔で、お客さんの吹き出しで、お客さんの言ってることをやったら、それはそれでいいですよね。
前川:そう。めっちゃいいと思って、ほんまその通りで。
お客さんが例えば、「整形か、整骨院、もう何個所も通ったけど、本当に良くしてくれたの先生だけでした」みたいな。
で、その患者さんの写真があったら、それだけでめっちゃ興味引くじゃないですか。
森田:写真がね、自分だったらうさんくさいですもんね。
前川:そうそう。で、続いていって、治療の流れとかも、全部を患者さんにしゃべらせたら、俺、おもろいんちゃうかなと思ってて。
やったことないですけど。
森田:レビューページ的な感じですよね。
前川:ほんま、全部がそう。全部患者さんが説明してるんですよ。
「最初、ベッドに寝てね」って、「優しく手を添えてくれてね」とか、めっちゃおもろいと思いますけどね。
森田:5万ぐらい払ったらやってくれそうですけどね。
前川:絶対やってくれると思いますよ、本当に。
森田:「何回分無料」みたいな感じにして。
前川:患者さんが答えなんで、患者さんに聞いたりとか、患者さんに言わしたりとか、そういうのが一番堅いですよね。
ちょっとヘッドラインからずれてきてますけど。
森田:いえいえ、大丈夫です。分かりました。
ちょっとまとめますけども、「ヘッドラインっていうのは、いかにそこで目に留まらせるかどうかで、すごい反応率が変わってきます」っていう要素。
で、「そこからどうやって作れるんですか?」ってなったら、「直接聞きましょうよ」と。
で、「皆さんが思ってる常識を否定してあげよう」と。
で、「前のめりの状態になるかどうか」っていうことですよね。
前川:そこ、めっちゃ重要ですね。やりやすい、一番シンプルなやり方なんで。
印象が大事、言葉だけじゃダメ
森田:どうしても全体のページをどう書くかっていうふうになると思うんですけど、そうではなくて、「一番上だけですごい変わるんだよ」っていうとこですよね。
前川:変わる。まず、そこの印象が大事ですね。
だから、印象が大事なんで、言ってる言葉だけじゃダメなんですよ。
「めっちゃ高級な化粧品のブランドのやつを使ったらいいのか」って言ったら、そうじゃないじゃないですか。
それをどう使うかで顔って作れるわけじゃないですか。
だから、治療家さんも、そこ勉強しないといけないと思ってて。
同じ言葉を言ってても、字のフォントの形だったりとか、色だったりとか、字の枠の色だったりとか、配列だったりとか、そういった部分で印象って全然変わってきますよね。
森田:サッと見たときに、何かいい感じってことですよね。
前川:そうそう。「何でその色なん?」みたいな。めっちゃ多いんですよね。
「え?何でそこ、このきれいな青じゃなくて、くすんだ青使ってんの?」とか、それだけで何かもう反応落ちるわ。
森田:そこが違和感に思うってことですよね。
ウッってなったら、ウッってなったまま読まれるわけですもんね。
前川:そうです。「何で眉毛そんなに細くしたん?」っていう人おるみたいな感じですよ。
「もうちょっとちゃんとしてたら、めっちゃきれいなのに」みたいな。
森田:そういうことですね。
前川:「眉毛手入れするの大事だよ。でも、それ細すぎやろ」みたいな。
森田:なるほど、分かりました。
前川:「ヘッドラインいいよ。でも、それ色おかしすぎやろ」みたいな感じですね。
森田:っていうことですね。了解しました。
前川:今の分かりやすいでしょ。
森田:すごい分かりやすかったです。
っていうことで、今回「ヘッドラインっていうものの重要性」「で、実際どう作るんですか」っていうところについてお話を伺いました。
ありがとうございました。
前川:ありがとうございます。
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