森田:今回は「やる気のない自分の奮い立たせ方」というふうなところで、モチベーションが下がっている、やる気が落ちているっていう時はよくあると思うんですけど、前川先生ももちろん人間だと思うので、そこは落ちる時、浮き沈みっていうのはもちろんあると思います。
その中でも、やっぱり仕事としてやらないといけないことはやらないといけない。
でも、じゃあどうやって自分を奮い立たせて、常に高いモチベーションをキープしているのか、やる気が落ちにくいようにしているのかというふうなことについてお話していきたいと思います。
前川:モチベーションなんか言い訳にしちゃダメだっていうのが大前提であるんですけども、そんなん言ったら動画にならないので、話していきたいと思いますけども。
モチベーションが落ちることなんて多々ありますし、ちょうど本当か僕、先週か先々週に、昏睡状態で、泥酔か、状態でライブ配信しましたけども、あれはやる気が落ちまくっててああなったんでね。
森田:あれやばかったですね。
前川:あるんですけど、とはいえ、僕、起業して11年間ですか。
本当に休むことなく走り続けてきたので、何でやってこれたのかっていうのを真面目に話をしていきたいなと思うんですね。
今の状態を自分の中で書き出してみる
前川:動きが止まる人って、まずこれを考えてほしいんですね。
まず、今の状態。
今の状態を、この動画見てる人たちちょっと考えてほしいんですけど、今の状態を自分の中でどんなんか書き出してほしいんですね。
「どうですか?」って聞かれたら「お金ないな。時間ないな」とかいろいろ出てくると思うんですよ。
で、未来の状態。「こうなりたい」ってあるじゃないですか。
「自分はこうなりたい。お金こんだけあったらこんなんして、時間こんだけあったらこんなんしてね」みたいな、いろいろあると思うんですよね。
これね、まずほんまに考えてほしくて、面白くて、「今の状態を考えて」ってなったら、みんなマイナス面がめっちゃ出てくると思うんですよ。
「未来の状態を考えて」って言ったら、みんなプラスが出てくるんですよね。
こういう図式を頭でイメージしてると思うんですけど、実際これは違くて、みんなこう考えるけど、見えない部分ではこんなんがあるんですね。
今の状態のいい部分もあるんですよ。
未来の状態の悪い部分もあるんですよね。
これをまず自分の中でちゃんと理解してるかどうかがすごい重要です。
森田:ああ、そうか。
前川:なので、数を書いてもらった時、例えば今の状態のマイナスが5個出てきましたと。
未来の状態のいいのが3つ出てきたとしましょうか。
この時に、「こうなるけども、こうなった時にマイナスが10個出てくるんですね」ってなったら、「やります、それ?」っていう話になってくるんですよ。
森田:確かに。
前川:今、マイナス5個、でもプラス15個あんねん、みたいな。
そんなら、いろいろします? みたいな。
まず、ここを自分の中でちゃんと理解しておかないといけないんですよ。
多くの方はここを見て、ここを見てると。
ここは見えてないんですよ。
可視化の反対は何て言うんですか? 見えなくなるの。
見えてないんですよ。見えてないんですけど、自分の中で分かるわけですよ。
森田:盲点になってるみたいな。
前川:そうそうそう。
森田:確かに、なかなかいいところって。
前川:そうなんですよ。
森田:確かにやっぱりマイナスに考えがち。
前川:今のいいところを見てないんですよね。
だから、無意識で「今でもいいしな」っていう気持ちが働くんですよ。
じゃあ、頑張らないじゃないですか。
今でもいいんだったら、っていうのが働いてるっていうのがまず大きいと思いますね。
森田:はい。
街中でライオンが出てきたらどうしますか?
前川:まず、ワークとしてこれを徹底的にやってほしいです。
そのうえでですよ。消しちゃいますよ、この辺ね。
そのうえで、僕は、この状態が、このマイナスの状態が、時間が経てば経つほどこうなってくると思ってるんですね。より悪化していくと思ってるんですよ、自分の中で。
だって自分の能力って上がっていくよりも落ちていくんですよ、あるラインを境に。
スポーツ選手かてそうじゃないですか。いずれ引退するんですよね。
あんだけ有名だった松坂選手引退したんでしたっけ?
森田:しました。
前川:あれだけ、高卒でプロデビューして、いつも動画が流れるじゃないですか。
片岡選手のあの思いっきり素振り、三振するシーンを流されるじゃないですか。
森田:そうですね。
前川:あんだけすごかった人が、今はもう打たれるから引退しちゃうわけですよ。
僕らもいずれこうなるんだな、って僕は思ってるんですね。なので、動けるんですよね。
僕はこのどん底の状態を常にイメージしてるんですよね。
だから、このどん底から逃げたいっていう思いがめちゃめちゃ強いですね。
なので、今モチベーションが上がらないとか、そうやって言ってる人ね、考えてほしいんですよ。
もし、街中でライオンが出てきたらどうしますか? なんですよ。
森田:ライオンが出てきたら?
前川:クマでもいいですよ。こっちに向かってきたらどうしますか?
「モチベーション上がれへんからいいわ」って絶対ならないですよ。
「走ったらあかん!」って言われても、走ると思うんですよね。
何でですか? それはもうやばいからじゃないですか。
森田:やばいから。
前川:じゃあ、今の生活状況、ライオンに追われてる状況だと思えばいいんですよね。
それは思えてないんですよ。それはちゃんと考えてないからだと思うんですよ。
だから、これを全部考えるだけで、モチベーションは絶対下がるけども、下がっても動きますよ。
ライオンに追いかけられたら、酔っぱらってても逃げると思うんで。
っていうのが、大きな1つですね。
自分が、モチベーションが高まるとき、下がるときってどんな時なのか?
前川:最初はこのどん底から逃げるでいいと思うんですね。
でも、それをやっていくと、もし皆さん仕事が変わって、治療でもそうですけどね、患者さんに夢とか希望を与えないといけない立場ですけども、僕がやってるみたいな人に経営のアドバイスをして、やっていくってなったら、こんな人からアドバイスを受けたいかってなってくるんですね。
僕はそう思うんですよ。どうせ受けるなら、どんどんどんどん良くしていこうみたいなね。
森田:確かに。
前川:究極的はここ、自己成長していこうとしてる人から、僕だったら学びたいなと思うんですね。
なので、あるラインを境にこうなっていったらいいんじゃないかなと思うんですよ。
なので、僕はこういう人間になりたいなってあるから、「こういう人間はしんどくてもやるよな」っていう設定をしてあるんですよ。
だから、「しんどいな。今日やりたくないな」と思ってもやるんですね。
それを僕は周りに言うんですね。「俺はもう、こうなるから」って。
「絶対していくから」って、言って言って言いまくるんですよ。
じゃあですよ。それができなかった時の自分を想像してほしいんですね。
全部想像なんですよ。できなかった時の自分が考えれないんですよ。
そうなったら、「俺、今までやってきたことが全部うそっぱちになるな」と思うし、「これほど情けないものはないな」と思うし、「どこにも行かれへんな」と思うし。
そうなるぐらいなら、「もう今しんどくてモチベーション上がらへんけどやろうかな」ってなってくるわけですね。
どんだけイメージできるかっていうのがめっちくちゃ重要だと思ってます。
だから、モチベーションなんかどうでもいいですね。高いに越したことないですよ。
じゃあ、ずっと高めていこうと思ったらどうしたらいいのかも考えたらいいと思うんですけど、自分がモチベーション高まる時って一体どんな時なのか、モチベーションが下がる時ってどんな時なのか、絶対あるはずですよ。
それを消したりとか、増やしたりとかしたらいいんですね。
それは自主的にやっていけることじゃないですか。
例えば、今動画見てる人とかであれば、YouTube見たりとか、SNS見たりとかして、すごい売上を上げてる人がどんどん出てくると。
例えば、どこかの説明会参加した時に、自分と同じような状況だったやつが、半年後、めっちゃすごい成果を上げて対談動画出てた。
「うわあ、やっぱ俺あかん、あの時決められへんかった俺はあかんのか」ってモチベーション下がっていったりとかすると思うんですよ。
「じゃあ、見いひんかったらいいやん」みたいな。
森田:確かに。見ただけで悔しいですよね、そんなの見たら。
前川:まあね。悔しいと思う。そう。
でも、見いひんかったらいいんですよ。見いひんかったら落ちないんで。
ってな感じでやっていくっていうのが、僕自身はすごい重要なのかなと思ってます。
なので、ほとんどの方が、今あたふたしすぎ。
見ないといけないのに見てない。見なくていいものを見てる、みたいな感じになっちゃって、何も手付かず、手に付かないような状態。片思い状態みたいな感じじゃないですか。
「何も手に付かないんです」みたいな。
だから、ちょっと冷静になって、この4つをちょっと書き出してもらって、で、書き出して分からなくてもいい、書き出してみて考えたらいい。
「自分がこれやったらどうなのかな。これ全部手に入れてる時ってどうなのかな」って考えていったら、いろいろ方向性が定まってきてまた動けるようになるので、ぜひそんなんをやってもらったらいいかなと思います。
森田:分かりました、ありがとうございます。
こういうのをまとめたり、書き上げてみたりっていうのはなかなかしないことやと思いますしね、「全然、左上のプラス出ないやん」とかあるかもしれないですけど、それを出してみて、全然いけるんだったらそのままのペースでもいいんでしょうし、もっと頑張らなあかん理由ができたんやったら、もちろん頑張るしかないしっていう、その理由付け、きっかけになるかなっていうところは思いました。
前川:これ、出ない人がいるかもしれないっていう話だったんで、例えばですけど、今売上がないと、「やばいんだ」だったら、いい部分って、絶対時間があるはずなんですよ。
森田:ああ、確かに。
前川:「時間がある」っていうのはいいポイントですね。でも、こんな人いるんですよ。
忙しくなって売上めっちゃ上がったら、今こうやって子どもとお風呂入ったりできてるけど、時間がなくなっちゃうんちゃうかな、みたいな。
そう感じたりとかするわけですよね。
だから、いっぱいあります、こうやって考えてみたら。
それを見てもらって。そのうえで、自分自身がどんな人生を歩みたいのか決めたらいいので、と思います。
森田:分かりました。ということで、今回はこれで以上になります。
前川先生、ありがとうございました。
前川:ありがとうございました。
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