検査・説明で絶対注意しないといけないことは?【治療院 整骨院 経営】

リピート対策

森田:今回は「検査、説明で絶対注意しないといけないことは?」といったところで、この動画自体がシリーズ物になってます。

 

前川:そうっすね。

 

森田:リピートの話でいくと♯5になります。
ぜひこの1から見てほしいですよね。

 

前川:何度も見てほしいね。

 

森田:はい。トークスクリプトとか、施術テクニックとかじゃないところで、「われわれが相当減点されてますよ」というところを、女性視点でお話をいただいてますので。

 

前川:いますね。重要ですね。

 

森田:はい。では、なので、これは施術の順番でいってますので、1個前が問診です。

 

前川:問診。

 

森田:なんで、次が検査、説明っていうところに入っていくっていうのが今日からですね。

 

前川:いきましょう。

 

 

検査って何のためにするんですか?

前川:じゃあ、この次何なのか、先言っとくと、この次に治療がくるんすよね。
だから、この前段階で「どこまでちゃんと仕込みをしておくのか」っていうのがめっちゃ重要になります。
で、問診の段階で未来の共有。

僕が治療家で患者さんだったら、「ここ目指してるんですね」「こうなりたいんですね。分かりました」っていうのが共有できてる状況をつくらないと次が始まらないんですね。

なぜかというと、「検査って何のためにするんですか?」っていう話なんっすよ。
これ答えてほしいっす、動画見てる人。

 

森田:検査って何のためにするんですか?

 

前川:そう。何のために検査します?

 

森田:治療後の効果判定のために現状をまず。

 

前川:そうっすよね。

 

森田:要はダイエット、とりあえず体重計乗るところからっていう。

 

前川:そう。絶対それは正解なんですよ。正解なんですね。

でも、この視点も欲しいんすね。
この検査って何のためにするかっていったら、この未来にいくために、自分が、私は協力できるかどうか」を検査するんっすよ。

 

森田:なるほど。

 

長井:なるほど。

 

前川:だから、これがなかったら、何のために検査するか分かんないんっすよね。

 

森田:確かに。

 

前川:だから、絶対これありきなんですよ。

「これいくために検査しますね」っていうのをまずはちゃんと伝えないと、患者さんって検査参加すんのめんどくさいっすよ、やっぱり。

 

長井:分かる。

 

前川:ね。

 

長井:何か別に、「すぐしてよ」って思いますよ、やっぱり。

 

前川:何のためか分かんないじゃないですか。

 

長井:うん、分かんないから。

 

前川:だから、検査するときも、「長井さんはこうなりたいんですね」って。
「じゃあ、それに私がお手伝いできるのかどうか、今から検査していきますね」っていう感じで検査をスタートします。

検査の方法はいろいろあると思うんですよ。
皆さんのやり方でいいと思うんですけども、検査が終わったら次説明するわけじゃないですか。

これも、もう1回ちゃんと伝えます。

「長井さん、こうなりたいんですよね? そうするために今検査したんですけども、その結果を今から説明していきますね」。

で、説明するときに、これ女性は「違う」ってよく言われるんだけども、僕は……。
漢字合ってるかな?

結論から先に言います。

 

長井:合ってる。

 

前川:「説明していきますね。結論から言うと、これできますよ」「できませんよ」っていうのを最初に言います。

そうしたら、向こうは「何で?」って思ってくれるんっすよね。
「ほんまに?何でなん?」っていう感じになるんで、聞く耳が開くんですよね。

だから、聞く耳開かさないと、説明してても、何かもう雑音が入ってるだけになってくるんで、だからしっかりとまず聞かせてあげる、自分事にしてあげるっていうのが仕事だと思うんです、僕たちの。

で、「オッケー、良くなるよ」って言ったら、「じゃあ何で良くなるのかっていうのを、相手が分かりやすい言葉で説明してあげる」っていうのがむっちゃポイントです。

じゃあ、僕の場合はどうやってしていってるのかっていうのを、実際にお伝えしていきますね。

 

 

説明には難しい言葉を使わない

前川:まず痛いんですよね、大体痛みがある。

だから、腰が痛かったら、「長井さん、腰が痛いですよね」と。
で、「腰が痛いことによって問題が起こってますよね」と。

「じゃあ、この問題消すためには痛みを消さないといけないよね」と。
「じゃあ、何でこの痛み起こってるのかっていうと、血流が悪くなってるからなんですよ。何で血流が悪くなってるのかっていうと、筋肉硬くなってるからですよ」と。

「何で筋肉硬くなってるかっていうと、体ゆがんでるからですよ。何でゆがんでるのかっていうと、体の重心が崩れてるからですよ」っていう、僕は話をしていきます。

 

森田:なるほど。

 

前川:難しい言葉、一切使わないんですよ。
相手が知ってる言葉だけを並べていきます。

なんで、僕の検査では何を検査するかっていうと、相手が自分の筋肉の硬さを体感してもらって、ゆがみを体感してもらって、重心が崩れてると納得できるような検査をしていくんですね。

 

森田:なるほど。

 

前川:実際、何やってるかっていうと、膝曲げて高さを見てるだけなんだけども、それが違ってたら「ゆがんでますよね」、それを実際に見てもらいます。

きっと多くの方がゆがんでるっていう説明をしてる人いると思うんだけど、患者さんってそれ分かってないんっすよ。

 

長井:そう。分かってないし、「『ゆがんでる』って言っといたらいいと思ってそうな気がする」とかまで考えてますからね。

 

前川:そう思いますよね。

 

長井:そう。

 

森田:確かに、確かに。

 

長井:「大体、『骨盤がゆがんでる』言うとけばいいと思ってるやろ」みたいな。

 

前川:ねえ。で、治療して「戻りました」って、分かんないんっすよ。

 

長井:分かんない。

 

前川:そう。分からんもんって価値に感じられないので、だから絶対に高さをずらして見せます。

で、膝を横に倒したときに、やっぱ行きやすい行きにくいがあるんで、「これ筋肉の硬さですよ」っていう表現をして、ちゃんと感覚を感じさせます。

 

森田:なるほど。

 

前川:向こうはそれを分かってるので、「この流れで体が悪くなってるので、長井さんはしっかり重心を整えたら、これ、全部の問題解決していきますからね」って。

で、大体今までいろんな処置を受けてる人がやっぱ多いので、大体どこ行っても「良くなりますよ」って絶対言われてるんですよね。

 

長井:そうですね。

 

前川:だから、僕が「良くなりますよ」って言っても、「またまた先生……」みたいな、「ほかでも言われたわ」って絶対なるので、ちゃんとそこも相手にとって「そういうことだったんだ」って分からしてあげないといけないんですよね。

だから、これも結構ポイントで、自分を正当化するわけじゃなくて、相手に可能性をちゃんと見せてあげないといけないんすよ。

だって、「今まで行って無理やったから、ここでも無理や」とか思っちゃってるわけですよ。

うちらがどんだけ「治る」って言っても、「そうは言っても」と思うので、「あっ、だから良くなる可能性があるんだ」って思わしてあげるのが、最初の僕らのステップだと思うので。

例えば、病院で薬もらってたりとか、注射打ってたりとかしたら、「ここに対してアプローチしてたんですよね。でも、ここが悪かったら、また悪くなってくるの分かりますよね?だから、今もなってるんですよ」って言うし。

マッサージずっと受けてたら、「マッサージってどこに対してアプローチしてると思いますか?」って言ったら、「筋肉だよね」「そうですよね。それで一時的に良くなったりとかしてたと思うんですけど、ここが変わってないから、また筋肉悪くなってるんですよ」。

「ゆがみ見てもらってたねん」「でも、今見たらゆがんでましたよね。でもそれって、これ戻してないからなんですよ。重心が戻る戻らないっていうのは、なかなか目で見て分からないんだけども、僕が治療したら、これ今日で必ず整うんで、整ったら、もう足の高さその場でそろいますよ」と。

「そろったら、筋肉が柔らかくなるんで、動きよくなりますからね。この状態を維持したら、痛みって取れてきますよ」っていうのを説明して、向こうの納得してもらいます。

 

森田:なるほど。

 

前川:分かりやすいでしょう? これ。

 

長井:そうだし、「良くなりますよ」って言われるより、ちゃんと理由を言われて「だから良くなりますよ」って言ってもらったら、やっぱり納得はできますよね。

ただ言ってるだけじゃないっていう、みんな言ってた「良くなります」じゃなくって、この先生は「こうでこうでこうだから良くなりますよ」って、この説明は何かすごく大事ですよね。

 

前川:大事ですよね、本当に。

 

長井:信頼関係をつくるうえでも。

 

前川:ここまでずっと、ここで納得してもらうために築き上げてきてる、ここね。

 

長井:すごい。

 

 

治療に入るとき

前川:これ終わって治療入るんです。
このままいきますね、この動画で。

治療入るんだけども、治療入るときにまた、再度検査をします。

1回この流れを頭に入れ込んだうえで、再度検査します。
そして、再度確認させます。

「高さ違いますよね。動き違いますよね」、もう聞くのが2回目になってくるんで、分かるんっすよ、自分の状況が。「私は本当はこうなんだ」。

で、僕は治療する前に、「今から僕はこの重心を治療しますからね」と。

 

長井:ほうほう、重心。

 

前川:「これを治療したら、その場でゆがみと筋肉が変わってくるからね。でも、信用できないですよね」って言って。

 

森田:確かに。

 

前川:「でも、ほんまに変わるから見といてね」って言って、実際、処置に入っていくんですね。

ここで、ちょっと違う話ですけど、「実際、治療受けてくれたら、良くなるから。良くなったら動画で対談してね」って言います、この場で。

もう治療する前に言います。
「もう良くなるから、動画出てね」って言います。

 

森田:なるほど。

 

前川:ここである程度信頼関係築けてるので、「ほんまに良くなったら私出るよ」って言う人が結構多いです。

っていうふうにやると、動画もらいやすいです。

 

森田:なるほど。

 

長井:これ大事。
何この、一挙両得みたいなやり方。

 

前川:向こうもそれ言われたら、「先生自信あるんや」っていう部分と、「それでいけるんやったら、撮ったろうかな」みたいになってくれるんで。

 

長井:確かに。

 

前川:で、実際治療するんですね。治療したら、大体そろえれるんですよ、これ。

なので、治療して、「また、今からもう1回検査していくね」って、だから3回目か。
「もう1回これ見ていくから。今、僕、治療したから、さっきまで、2回とは違う結果になってるよ」と。

そのときに、「どうやったか覚えてる?」って聞くんですね。

「高さ、こうこうで、右側が高かった」「低かった」とか、「やんな?」って。
「今、治療したことで、これ戻ったらすごくない?」「すごい」、それで戻るんで。

ほんなら、患者さんはこれを感じるんですね。

今までいろんな治療を受けてきて、治療家側が「良くなってるよ」って言っても、自分では何も実感がなかったのに、僕のとこ来たら実感できるんですよね。

で、自分でもこの流れを納得してくるんすね。

しかも、僕は予言してるんですよ。
「僕が治療したら、これ良くなってくるからね」って。

僕は全部先言って、相手をそこに導いていってるんですね。
ちょっと動画をさかのぼってもらったら、案内するときも、こっち側が指示指導する。
問診を書くときも「上から順番に」って、全部こっちが指示指導してるのは、「僕の言うこと聞いといたら大丈夫だよ」につなげるための、全部洗脳なんっすよ。

っていう形で治療してやっていけば、もう相手は、分かります?

「もうこの先生しかない」ってなるんっすよ。

だって、自分の未来を共有してくれて、それを「解決する」って言ってくれて、実際、それを体感できてるのって今までなくて、ここで初めてできてるんっすよね。

こうなった瞬間、値段のブロックって外れるんですよ、1万円であろうが。
だって、解決できるのはここしかないんだから、っていう状況をつくり出します。

 

長井:すごい。

 

前川:これ、イメージできますか?

 

長井:できる。もうだから、悪い言い方かもしれない、演出ですよね、本当に。

 

前川:いや、本当に演出ですね。

 

長井:完璧なる演出、素晴らしい。すごいな。

 

前川:そう。だから、僕が「治療なんでもいい」って言うのは、これだからなんっすよ。

ここさえ相手に納得させれたら、究極さすってるだけでもいいんすよ、相手はこれで「治る」と思うんで。
そうなったら、体って、やっぱ変わり出すんでね。

これってすごいポイントですよ。

 

長井:すごいな。

 

前川:だから、これをしっかりと聞いてもらえる、安心してもらえるように、ずっと対応を考えてやらないといけないんですよね。

だから、減点されたらダメなんっすよ。

 

森田:なるほど。

 

前川:このまま全部いっちゃいますね。

 

森田:はい。

 

 

「お願いします」と言わせるためにどうするのか

前川:これで治療終わるじゃないですか。
で、相手が「体変わってるわ。ここやったら変わるかもしれん。先生も信頼できるし、信用できるし」ってなるわけですよ。

で、次回予約になるんですね。

この次回予約の取り方も結構ポイントがあって、これぜひ先生方覚えてほしいんですけども、患者さんは通いたがってるんっすね。でも、通わされたくないんですよ。

 

長井:なるほど。

 

森田:なるほど。

 

前川:患者さん、通いたいんですね。
でも、通わされたくはないんですよ。

人ってそうなんすよ。

 

長井:分かる。

 

前川:ね。物を買いに行って物を買いたいんだけど、買わされたくはないんすよね。

 

長井:分かる。

 

前川:っていう部分があるので、僕たちは常に提案なんです。

僕たちがやることは、常に提案です。
決める、決断するのは、全部患者さんです。
僕たちは決断をさせてあげないといけないんですよね。

だから、予約も、僕たちは提案するだけです。

僕の場合は、「何々さん、こうやってやったら良くなったでしょう」って、「これを続けたら、何々さんの未来、かないますよ。どうします? うちで通います? 通いません? どうしますか?」っていうふうに聞きます。
もう、ほんまにこれを解決したくてうち来てて、今の流れに納得してたら、「お願いします」ってなるんですよね。

「お願いします」って言われたら、「じゃあ、予約取ります」っていうふうに流れを持っていきます。
なので、「お願いします」って言わせないといけないんすよ。
「お願いします」、これを言わせるためにどうするのか?ですね。

これを全部組み立ててます。
こうすれば、2回目リピート、まず来ます。

予約取ってキャンセル、まずならないです。
これをこちら側から取ったりとかすると、「いや、先生が取ったから」っていう言い訳ができちゃうので。

 

長井:分かる。

 

前川:僕はもう全部言い訳を排除します。

 

長井:自分で決めたと思わせる流れをつくる。

 

前川:そうです。

だから、相手に「自分の人生に対する責任を負わせないといけない」って、僕は思ってるんすよね。

だから、僕は、これほかの動画で言ったと思うんですけど、僕は治療家の前にコンサルタントとして見てるんで、「その人の人生をどう豊かにしていくのか」っていう部分を見てるので、そうするためには相手の思考を変えさせないといけないので、決断を連続的にさせないといけないんですよ。

それって、やっぱ「決める」ってやっていかないと、考え方変わらないので、その場面をたくさんつくるようにしていってます。

こんな感じでやっていったら、リピートっていうのは問題なく取れていきます。

 

長井:これすごいですよね。

 

前川:うん。

 

長井:これは本当にすごい。これがうまくはまればというか、うまく流れがつかめたら、多分パーセント落ちないですよね。

 

前川:落ちないですね。

 

長井:そんな感じがすごいする。

 

前川:だから、トークスクリプト正直いらなくて、これをちゃんと、目的を分かってやってたら、いろんな人がいるじゃないですか。

だから、型通りにはまらない人もいるんですけど、臨機応変にその場で対応していくことができるんすよね。

 

森田:確かに。

 

前川:だから、誰が来ても問題なしみたいな感じになるので、ぜひぜひこの辺、この動画何度も見て、習得してもらえたらなと思いますね。

 

森田:分かりました。

 

長井:すごい。

 

森田:ということで、何か全部つなげたらえげつないセミナーになってるみたいな。

 

前川:1時間ぐらいはしゃべってますもんね。

 

森田:本当に1から見てもらえたら、相当価値の高いものなので、ぜひ見直してみてください。

今回は以上です。ありがとうございます。

 

前川:ありがとうございました。

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