森田:はい、そしたら今回はですね、「広告にお薦めのフォント」です。
例えば、ホームページとか、チラシとかってあって、いろいろなフォントがあるわけじゃないですか。
行書体みたいなのとか、明朝体、ゴシック体、どういうフォントを使うのが、一番広告の反応を取るっていうところに、効果があるのかっていうことについてやっていきましょう。
前川:真面目に話していきますよ、今日は。
森田:はい、真面目って、いつも真面目ですよね。
「この書体がいい」というのはない
前川:真面目です。
まず、僕、いつもそもそもから言うけどね、この書体がいいっていうのは、ないんですよ。
森田:なるほど。
前川:この書体がいいってのはなくて、いつも言うように、「見る人が、どうなのか」なんですよね。
例えば、産前産後のママさん、会社経営者、いるとするじゃないですか、どんな字体を興味深く見るかですよね。
森田:なるほど。
前川:伝えたいこと、分かります?
森田:分かります。
前川:そこを考えないといけないんですよ。
ここで僕が「いや、一般的にいわれるゴシック体がいいですよ」とか、Macだったらヒラギ角ゴStdとか、「あれがいいよ」ってみんな言うけど。
いいんだけども、でも、それが響かない人らもいるんですよね。
だから、常に考えないといけないのは、「自分がどういった人に向けて、広告を作ってるのか」を絶対考えないといけなくて、「その人たちが、どの字体を信用するのか」「どの字体で書いているような物を、いつも買っているのか」とか、そいういった部分をちゃんと、リサーチしないといけないんですよね。
なので、答えとしては「その人に合わせた字体にしろ」って話なんだけども。
森田:そんなこと言われたら、難しいですよ。
自分が集めたい人が普段見ているものを調べる
前川:難しいよね。
だから、もっと言うと、産前産後とかであれば、産前産後がよく読む雑誌を調べるんですよね。
で、自分がやって、集めたい人が経営者やったら、経営者がよく見ている字体を調べたらいいんですよ。
何? 『日経新聞』?
森田:『プレジデント』? みたいな。
前川:とかを参考にしていくんですよ。
自分が集めたい人が、普段見ているものっていうので決定していくので、それを選んでいくって感じです。
森田:なるほど。
じゃ、いろいろなチラシを見て、「これ、多いな」っていうふうなところに、寄せていくみたいなのがいいんですかね。
前川:多いっていうか、正直、周りってそんな考えてやってないじゃないですか。
だから、周りのチラシを見るっていうよりも、自分の集めたい人が、何を見ているかをめっちゃ調べますね。
森田:なるほど。
前川:これで当たったのが、僕の塾生さんのガミさんね。
産前産後でめちゃめちゃ当たってますけど、ホームページくそでしたからね、1年前までは。
森田:そうなんですか?
前川:何でかっていうと、よくあるホームページの作り方をしていたんですよ。
皆さんが知っているような、治療業界でよくあるようなホームページの作り方をしていて、それで、ガミさんはそれでいいと思っていたんですよね。
「めっちゃきれいに作ってるやろ」みたいな。
でも、それ女性には響かないんですよ、産前産後の女性には、響かないんですよね。
産前産後の女性に響くには、どうしたらいいのかっていうと、字体もそうだし、色使いもそうだし、「じゃ、どうしたらいいの?」って、産前産後の人って何を見ます?
ちょうど、そうじゃないですか?
森田:何か、あれでしょう?
分からへん、出でけえへん……。
前川:家事、家のことしてないから、出てこおへんのや。
森田:奥さん、雑誌とか見いひんのでね。
何か、ありますよね? 『たまごクラブ』みたいな。
前川:そうそう、『たまごクラブ』あるじゃないですか。
あの雰囲気をまねて作れば、産前産後は集まりやすいわけですよ。
っていうのを参考にしていくっていうのは、もう鉄板ですよ。
森田:なるほど。
だから、自分の刺したい人は、日ごろ何をあびているかってところですよね。
前川:そうです。
森田:とはいっても、多分一般的には、やっぱり太い文字の方が……。
前川:それはね、そうですね。
森田:っていうところですよね。
太い方がいいやろうし、くっきりする方がいいやろうし。
明朝体ってなったら、ちょっと堅苦しさをイメージしたりとかもするかもしれないですもんね。
前川:そうですね。だから、ほんとに「自分が誰を集めたいか」ですよね。
そういう堅苦しくしたい人もいるじゃないですか。
そういう、高級志向みたいな感じですか。
森田:確かに、多分YouTubeとかでも全く一緒で、Vlog系の人らって、やっぱりおしゃれに見せたいんですよ。
だからやっぱ、サムネイルにゴシック体なんか使わないんですよ。絶対おしゃれじゃないから。
日本語は明朝体で、英語は筆記体で、サラサラサラみたいな。
「これ、何て書いてんねん」みたいな、そういうのも1つの演出ですもんね。
前川:そう、そういった部分がめっちゃ大事。
結局、広告ってこんなん言ったら、元も子もないんですけど、全部「集めたい人は、どうなのか」で、決まってくると思うんですよ。
番外編
森田:ちょっと本質的な話で、すごくいいんだけども、本質的な話すぎて……。
前川:面白くないよね。
だから、太い字!
森田:やった(笑)。
前川:やっちゃった(笑)。
あ、これ、番外編でいいですか。
チラシでね、手書きがはやったじゃないですか、最近、減っているけど。
また、手書きにしたらいいと思うんですけど、何でホームページを手書きで作らへんかなと思うんですよね。
森田:ヘッドラインとかを?
前川:ヘッドラインとかを。絶対、おもろいと思いますよ。
森田:確かに。
前川:今とか、iPadで書いてやったら、作れるじゃないですか。
俺、あれで作っても面白いんとちゃうかなと思うんですよね。
森田:ほんまですね、ちょっと……。
前川:誰か、試してくれへんかなって思うんですよ。
森田:ちょっと、誰か試していただけないですか?
前川:これだったらね、「誰もやってないから、うまくいかないでしょう?」ってね、思うかもしれないけど、うまくいかないからやっていないじゃなくて、誰も考えついていないから、やってないと思うんですよ。
森田:確かに。
前川:だって、iPadあんねんからね。
めっちゃ便利やん、すぐ作れるし。
森田:ほんまですね。
ヘッドラインに、お客さんの声とかを、そもそもヘッドラインにしちゃう。
しかも、それをお客さんが、書いた字とかやったら……。
前川:めっちゃいいですよね。面白いと思う。
森田:刺さりやすいですよね、絶対。
だって、普通のことやってても、無理なんですから。
前川:そうです。絶対、いいと思いますよ、ほんとに。
例えば、LINEのスクショで「先生のおかげで、遊びに行けました」って、ディズニーランド行ってるやつで、ミッキーとのツーショットがあったら、めっちゃいいじゃないですか。
森田:めっちゃいいです。
前川:そんなんやったらいいのになって思いますよね。
森田:なるほど。フォントって大きい方がいいのか、どうかとかってなったら、大きい方がいいですよね。
前川:大きい方が、いいですね。やっぱり、インパクトある方がいいので。
確かに、インパクトですもんね。
でも、それを普段、見慣れない字のインパクトよりか、普段、見慣れている字のインパクトの方が、絶対反応取りやすいんで。っていう感じですね。
森田:筆記体とかは、使わないですよね? あんまり。
前川:究極何か、ゴシックとStdですか?
森田:そうですね。
前川:が多くなると思いますね。
森田:縁つけて、くっきりさせて、みたいな感じですもんね。
前川:くっきりさせてみたいな、あとは、色使いでとか……かなと思いますね。
森田:はい、分かりました。
っていうふうな感じですかね。
前川:何分ですか?
森田:はい、6分半です。
前川:ちょっと、しゃべらなあかん?
森田:ちょっと、しゃべらなあかん(笑)。
前川:まぁいっか。
森田:全然、いいと思います。
前川:でも、これまじで、めっちゃ重要だと思います。
ほんとに、これを意識してやっていただけたら、広告は生まれ変わると思います。
ぜひぜひ、試してみてください。
森田:だから、チラシにかかわらずホームページも含め、いろいろな集客媒体でどんなフォント、何を考えていくのか、めちゃめちゃ本質的なところですよね。
伝えていただきました。
ということで、今回はこれで以上になります。
ありがとうございました。
前川:はい、ありがとうございました。
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